とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

エリン「初枝れんげ先生、何なんですか? このストーリーは? ミヤモトとトリタを削除するのみならず、マサツグ様はただのクズですし、私の口調も荒っぽくするだなんて、本当に馬鹿げた決断ですねえ」――『異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件』

異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件

 

やれやれ、子供【美少女】の世話くらい大したことはない。
ひとつ屋根の下、ネバーランド・ハーレムファンタジー、開院!
小説家になろう」日間・週間・月間1位作品が遂に書籍化!
書き下ろし番外編も収録!


【あらすじ】

ワルムズ王国へ突如召喚された俺様高校生・マサツグ。
早速チート能力を覚醒させた彼は無双ぶりを炸裂するが、王に命じられたのは荒れ果てた孤児院の経営だった!
おまけに前院長の借金回収を目論む輩に狙われるばかりか、集まってくるのは残念な美少女たちばかり。
門限破り上等のエルフに、一人じゃ眠れない猫人族、我儘放題の精霊など、面倒事は尽きない。
元々、偉そうなだけでクラスカースト底辺な彼に一体どうしろと?
頼りは最強の異能と行く宛のない不遇な仲間のみ!?
今、はぐれ者たちの居場所を賭けた、波乱の毎日が幕を開ける!

これは後に最強の孤児院長として名を馳せる〝マサツグ様〟の壮大かつ華麗なる英雄伝【サーガ】である。 

 

マサツグ様、書籍化。

 

一体誰が『異世界孤児院』をレビューするのか。

あたしが今、立ち上がる(ラノベハスラー風に)。

 

『とんスキ』『包囲殲滅陣』と併せてなろう三大奇書の本作。

主人公マサツグの自分の能力を信じて疑わない傲慢不遜さと、全てがマサツグを中心に回ってるのではないかと錯覚してしまうほどの徹底的なマサツグageはもはや完全に芸術の域。

数多くの文章が引用され、瞬く間にネット小説の知名度争いを席巻したわ。

 

「ナオミ様は強すぎますからね・・・。普通一般の物差しでは測れないということを、我々側がもっと注意していればこんなことにはならなかったのに」

そう言ってシルビィは悔しそうな顔をする。

うーん、俺が規格外であるばかりに、彼女に余計な自責の念を抱かせてしまった。

俺は俺の力が恨めしい。

「やはり手加減が一番難しいな」

俺がそう呟くと、

「ご主人様の力の大きさからすれば、そのことが至難の業であることは想像にかたくありません。ご主人様だからこそ、まだコントロールできているんです」

「そのとおりです。ドラゴンがありを気にして歩いているようなものなのですから・・・」

「神様が人間に混じって生きてるみたいな状態だからね~。色々と支障が出るのは仕方ないよ~。でも、マサツグさんはすごく制御できてるかなーって、シーは思うな~。だって、たぶん神様でもマサツグさんレベルの制御は出来てないと思うから~」

少女たちが口々にそう言う。

ふ、守るべき少女たちに慰められてしまった。

まぁ、なりたくてなったわけではないが、確かに、すでに最強となってしまったことは悔やんでも仕方ない、か。

才能ゆえに、望んでもない人類の上位者たる存在になってしまったが、これも運命だと思って、今後も一層、力の制御を学ぶとしよう。

やれやれ、才能というのは時に人を傷つけるとは本当だな。

 

「なんだよ、可愛い子連れてるじゃねーか。しかも3人とか、マサツグには似合わねーんだよ! おら、3人とも俺に寄越せ。文句ねーだろうな? ねえ、君たちもこんな奴より俺のほうが良いだろう?」

そう言って猫撫で声で少女たちに手を伸ばしたのである。

こうやってかつて学校でも彼氏がいるいないに関わらず、そのルックスで可愛い女性たちを食い散らかして来たのだ。

俺はすぐにそれを止めようとする。

・・・だが、そんな必要は全くなかった。

「ご、ご主人様ぁ・・・気持ち悪い人が近寄ってきます・・・」

「え?」
ミヤモトが何を言われたのかわからず、笑顔の表情のままで固まる。それはかなり間抜けな光景だった。

「マサツグ様、何なんですか? このゴミは? ゴミが私たちに話しかけてくるなんて、今日はおかしな日ですねえ」

「なあっ!?」
エリンの辛辣な言葉に、ミヤモトが口をパクパクとした。

シーも口を開いた。
「蛆虫みたいだからーあんまり私たちの視界に入らないようにして欲しいのー。視界に入るだけで不快なのー。マサツグさんさえ見えていればそれでシーは十分なのー」

「なっ、なっ、なっ、なんだとおー!!」
絶世の美少女から次々と投げかけられる罵詈雑言に、とうとうミヤモトが聞いたこともないような裏返った声で絶叫した。

 

書籍化決定のニュースはあちこちのまとめサイトで話題になり、非ラノベ読者をも巻き込む一大ムーブメントに。

マサツグはどこまで無双してくれるのか。ミヤモトはどんな扱いを受けるのか。

誰もが書籍版に描写のパワーアップを期待したわ。

 

……この展開ってさ、『とんスキ』一巻発売時と似てない?

読者は擬音密度の大幅な上昇を望んでたのに、蓋を開けたらウェブ版をただなぞっただけ。

わざわざお金を出してまで買う意味が薄く、話題作り以上の意味がなかった。

 

不安は現実になってしまうのか。

初枝れんげ先生の活動報告ではこんな記述があるわ。

 

さて、今回の書籍化にあたっては、色んなところをメチャクチャパワーアップをさせました。
まずヒロインたちのヒロイン力を大幅にアップ!
リュシアは健気さがアップし、ヒロイン力が2倍に!
エリンはツンデレ度とテロリスト度を加えて一気に正妻候補に。
そして、シーは天然系お姉さん属性を獲得してペット枠に収まるという顛末に!

いかがですか?

また、ストーリーも完全オリジナルストーリーに!
Web版ではバトル多めの展開でしたが、書籍版では孤児院の運営もマシマシにしました。
皆さんに感動と涙ホロリをお約束できる物語になっていると誓いましょう!

更に!
書籍版では、マサツグ様でありつつも、どこかマサツグさんという感じになっていると思います。
そのあたりのマサツグ様→マサツグさん→あ、でもやっぱりマサツグ様だ! 的な、そんなWeb版との差異を感じながら読んでもらえると嬉しいです。

院長のマサツグ、孤児3人娘のリュシア、エリン、シーの新しい冒険を楽しんでください。

 

オリジナルストーリー。

この絶望をあたしたちは『最下位職から最強まで成り上がる: ~地道な努力はチートでした~』で既に味わってる。

AAを駆使した荒唐無稽な描写が話題だったのに、自らそれを捨ててしまった愚策。

語るに値しないただのゴミができあがったわ。

 

意識的か無意識か、あたし以外にも懸念を表明してる読者(あるいは冷やかし)はかなりいるみたいで、twitterでは「書籍版ではミヤモトが消されてるんじゃないか?」って噂が。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

所詮は噂。

けれど、それを裏付けるかのようにミヤモトが再登場する最新話はかなり毒気が抜かれてて、全盛期の勢いが消失してることは過去から追い続けたファンの目に明らかだったわ。

 

不安が拡大する中、遂に発売へ(公式発売日は明日だけど)。

まずあとがきを捲ると……

 

 本書はヒナプロジェクト様が運営する『小説家になろう』というネット小説界きってのポータルサイトに掲載していた私の素人バリバリの小説が原作となっています。

 ただ、そちらを知っている方は驚かれたかもしれません。

 何せ九十九パーセントくらい修正しましたので。

  

完全に包囲殲滅陣の轍踏んでるし!

九十九パーセント修正って、それもう完全に別作品じゃない! 

 

まずマサツグのキャラからして全然違うし!

敵には冷たいけど味方には甘いマスクで接するマサツグはどこ行っちゃったのよ!

 

 ・原作

「ありがとうございます。もう死んでも良いです・・・」

そんなことを言う少女を俺は慰める。

「とてもかわいい女の子だよ」

「嘘でもうれしい。もっと、私が元の状態の時に出会いたかった。顔とか体のあざとか・・・そうすれば、もしかしたら・・・」

 

・書籍版

「ありがとうございます。もう死んでも良いです……」
 そんなことを言って泣き始める少女に俺はため息を吐く。
「泣くな。それにうぬぼれるんじゃない。さっきも言った通り、お前の顔がただれていようが何だろうが、お前は普通の少女に過ぎん。なら、男の俺が見捨てる訳にはいかない。ただ義務をこなしているだけだ」

「ふ、普通……私が……。えへ、嘘でも嬉しいです。……でも、もっと私の顔が普通だった時に出会いたかった。そうすれば、もしかしたら……」 

 

エリンもかなり変わっちゃってるし!

この言動じゃ王女じゃなくて盗賊か浮浪者だわ!

 

・原作

「なるほど、故郷をバルク王国に焼かれて森はもうない、と。一緒に逃げた部下もほぼ全滅。エリンはエルフ最後の正当なお姫様ってことか」

「その通りです。私が死んだらエルフ王家の血が絶えるところでした。生き残れたので子供を産んで増やさないといけません。それは別に人種はエルフじゃなくても良いのです。でも、できればマサツグ様のように、力があって、守ってくれて、優しそうな人が良いかなぁ、なんて・・・」

そう言って俺の方をチラチラと目配せしてくるが・・・、

「それは大変だな。だが、気持ちは嬉しいが、今は俺に助けられたから動転してるんだろう。それにまだエリンは幼い。また大人になるにしたがって冷静になり、気も変わるだろう」

「動転なんかしてません! それに、もう子供だってつくれます!! 本気なんです!」

「いや、吊り橋効果ってやつだろう。それにまだ君は幼い。大人になればわかるさ」

 

・書籍版

「ふん、誰がこの孤児院に住むかは院長である俺がきめることだ。お前を住まわせても俺に何の得もない。エリン、お前を受け入れるつもりはない」

 だが、その言葉を聞いても、エリンは引き下がらない。

「そう来ると思ったぜ。逃亡生活で一年以上、泥水をすすってりゃ、世の中の仕組みも分かるってもんだ。悲しいかな、あたしにはやれるものなんて一つしかないんでな。へ、マサツグ、あたしの体を好きにするがいいさ。ハイエルフの初物だぞ? しかも元お姫様だ。市場に出せば億の金が動くくれえだ」

 そう嗤いながらパサリと服を脱ぐ。

 美しい裸体が空気にさらされた。

 俺は大きく舌打ちをする。

 

相変わらずマサツグは女の子を邪険に扱い過ぎぃ! 

この後も胸糞展開は続いてて、コンニャク作りでエリンを除け者にしようとしたり、挙げ句の果てにはレシピを盗もうとするスパイの嫌疑までかける始末よ!

どんだけクズなのよ! キングオブクズだわ!

 

そもそも根本的に改変が大失敗してるのよ。まず原作の時系列をいじりすぎ。

書籍版の目次と原作話数の対応をまとめるとこうなるわ。

 

  1. プロローグ(原作一話)
  2. 不治の病にかかった獣人の少女(一話)
  3. 火の粉を払いながら一緒に街でお買い物(二話)
  4. 石鹸とホットケーキを作ろう(三九~四〇話)
  5. 孤児院の特産物を作ろう(九話)
  6. A級冒険者とのバトル(一七~一九話)
  7. 二人目の孤児の少女(三話)
  8. 孤児院をみんなで経営しよう(オリジナル)
  9. 孤児院を破壊する者(四話)
  10. 女神とほのぼの孤児院ライフ(七話)
  11. 借金取りとポーション(四八~五一話)
  12. 更なる試練 ~ゴブリンの王~(オリジナル)
  13. エピローグ(オリジナル)

 

シーが加入する(原作七話)前に石鹸作ったり冒険者とバトルしてどうすんのよ!

マサツグの取り巻きが揃ってるからやり取りを見てて面白いんじゃない!

 

そしてカットが酷すぎ!

ミヤモト(原作一一~一二話)もトリタ(原作四話)も名前すら出てこないし、トリタに至ってはチンピラに役目奪われてるし! 何のためのクラスメイト召喚物語なのよ!

密偵のくせに足音がデカいバルク王国の諜報部隊(原作三話)もカット、奴隷制度を否定しておきながらムカつく奴は奴隷にするくだりもカット、説明台詞が印象的だった魔族っ娘のミラもカット。

これじゃメロンの入ってないメロンパンだわ!

 

稀代の大傑作になれたはずだったのに、どうしてここまで落ちぶれてしまったのか。

その答えはあとがきにあったわ。

どうやら、更新停止期間はずっと書籍化作業に悩んでたみたい。

 

  正直、連載してすぐに書籍化の打診を頂いた時に、どういう形で本にするか悩んだのですが、ネットで多くの声(ご指摘)をいただいたので、それを受け止めて修正を決意しました。

 おかげで想定よりも皆様にお届けするのが遅れた次第です。「

 

今度は『魔法学園<エステリオ>の管理人 2~最強勇者だった俺の美少女コーチングライフ~』 の轍踏んでるし!

 

読者からの好感度よりも作品の売上でしょうが!

 

性格いじるくらいならそのままにしなさいよ! 誰も別人を求めてないでしょ!

変にカットするくらいならミヤモトとトリタボコしなさいよ! あの陰湿な描写がウリの一つだったでしょ!

ブサイクなゴブリン出すくらいならミラに出番与えなさいよ! 敵キャラだって美少女がいいに決まってるでしょ!

 

読者からよく思われたいがために毒抜きしたって誰得なのよ! 

初枝れんげ先生はこの文章を一〇〇回読み直して反省しなさい!

 

 自社のブランドについて好ましいと思われていようが思われていまいが、ビジネスにおいて重要なのは「ブランドの好感度の高い人ほど購買金額が多いのだろうか?」という点である。逆に、嫌われていようが何だろうが、長期的な売上が変わらないのであれば別にそれは問題ないと考えてもいい。憎まれっ子として堂々と世にはばかるという経営的な判断があってもいいはずだ。

(『統計学が最強の学問である』)

 

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ダンジョンなんて行きたくないのに!

「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたムコーダ。
従魔のフェルやスイとのんびり旅する中、お供え狙いの新たな女神たちからまた加護を授かったり、ピクシードラゴンのドラちゃんがやっぱり料理目当てで従魔になったりと、ムコーダ一行はますます強力になっていく。
そんなとんでも状態になっても相変わらずヘタレなムコーダだが、フェルたちに押し切られる形でとうとうダンジョン都市ドランに到着。しぶしぶダンジョンに挑むことに。
残念なギルドマスターに絡まれたり、強烈な男神たちにお酒を強請られたり、奮発して大型コンロを購入したりしながら、ムコーダはダンジョン攻略に向けて入念な準備(料理の作り置き)を重ねる。
そしていよいよ、準備万端でダンジョンに挑むムコーダ一行。
果たしてダンジョンはこの規格外な連中を相手にどこまで善戦できるのか……!?
小説家になろう」2億5千万PV超のとんでも異世界冒険譚、あれよあれよと第3巻!

 

二巻のレビュー最後で三巻をレビューするかどうか迷ってたけど、多分あたし以外のブロガーは『とんスキ』をレビューする気が皆無なのよね。

最早あたしはブログ界*1『とんスキ』専属レビュアー。

そんなわけで、原作とあたしの気力が続く限り『とんスキ』をレビューし続けることにしたわ。あんたたちもそれを望んでたでしょ?

 

三巻になっても中身は相変わらずだけど、今回は一味違うわよ。

なんと、原作一四ニ話と一四七話が収録されてるの!

 

三五〇話以上を通してたった三回しか出現しない「ドッゴーン」が全部出てくるのよ!

 

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それだけじゃないわよ!

まとめサイトで『とんスキ』を語る際に必ずと言っていいほど引用されるヴァースキ戦、マンティコア戦、白ゴマパラパラも入ってるの!

 

 フェル、ドラちゃん、スイがヴァースキの前に躍り出た。
 みんなを見たヴァースキがシューッ、シューッ、シューッっと毒霧をまき散らす。
 だけど加護があり状態異常無効化のあるみんなは気にもせず次々と攻撃を加えていった。
 ドッゴーンッ、バリバリバリバリィィィッ―――。
 フェルの雷魔法が炸裂。
 ドシュッ、ドシュッ、ドシュッ―――。
 火魔法をまとったドラちゃんが、ヴァースキのとぐろを巻いた胴体に風穴を開けていく。
 ビュッ、ビュッ、ビュッ―――。
 スイの酸弾がヴァースキに命中しジュワジュワとその体を溶かしていく。
「ギュォォォォォォッ」
 ドッシーン。
 ………………oh。
 ボロボロになって絶命したヴァースキがみんなの前に横たわってた。
 戦闘時間1分もかからなかった。
 というか、一方的過ぎて戦闘と言っていいもんなのかもわからんわ。
 毒霧まき散らしただけで、あとは何にもやらせてもらえないままフルボッコ

 ヴァースキ、ごめん。

 

  気合い十分、フェルとドラちゃんとスイはマンティコアに向かっていった。
 ビュッ、ビュッ、ビュッ―――。
 スイの酸弾が放たれたが、マンティコアはそれをヒョイっと避けた。
 ドシュッ―――。
 マンティコアの横っ腹に風穴が開いた。ドラちゃんが突っ込んでいったようだ。
 マンティコアよ、お前の相手は1人じゃないんだぞ。
「グゲェェェェェッ」
 マンティコアが天を向いて叫び声をあげる。
 ザシュッ―――。
 フェルの右前足から追撃の爪斬撃が繰り出された。
 うっ…………。
 マンティコアは細切れになって絶命した。俺が言うのも何だけど、君たち容赦ないね。

 

 まずはブラッディホーンブルの肉を薄切りにして一口大に切ったら、焼肉のタレを少しかけて揉み込んでおく。
 ニンニクの芽は4センチくらいの長さに切っておく。
 熱したフライパンに油をひいて、ブラッディホーンブルの肉をサッと炒めていく。
 肉の色が変わったら、ニンニクの芽を投入してさらに炒めていく。
 ニンニクの芽が少ししんなりしてきたら、焼肉のタレを回しかけてタレを絡めながらサッと炒めたら出来上がりだ。
 フェルとスイとドラちゃんの分は深めの皿に飯を盛ってその上にスタミナ炒めをたっぷり乗せる。
 その上に白ゴマをパラパラと振りかけて完成だ。
「できたぞー」
 みんなの前に皿を並べると、ガツガツ食っている。
『このタレが肉に絡んで美味いな。いくらでも食えそうだぞ』
 フェル、いくらでも食えそうってほどほどにしてくれよ。
『かーっ、この甘辛いタレがたまらんな』
 ドラちゃん、分かってるね。
 焼き肉のタレって美味いんだよねぇ。
『このタレとお肉がすっごく合うねー。いっぱい食べられちゃうよー』
 そうかそうか、スイも焼き肉のタレの美味さ分かってくれるか。
『『『おかわり』』』

 

二巻は擬音の少なさに失望したけど、とんスラーなら三巻は買っていいかもね。

一ニ〇〇円払えば三〇〇円分は楽しめるかも。

 

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*1:Amazonまで含めるなら、のりおの後輩もいるけど。