とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

好きラノ2017下期に投票するわよ!

あっという間にこの季節。

最近は忙しくて読書メーターにもブログにも全然レビュー投稿できてないし、好きラノ2017上期に投票した作品も、締め切りまでにレビューするする宣言したけど結局できてないし……

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

作品の魅力を知ってもらうため、本当は投票予定作をできるだけレビューしてからこの記事投稿するつもりだったけど、締め切りギリギリまで引き延ばす悪癖を断ち切るために、さっさと公開することにしたわ!

 

同じ作品にばかり投票してもつまらないから

 

  1. 同一シリーズは一冊まで
  2. 好きラノ2017上期投票作の続刊は三冊まで

 

の条件を課したわ! 

まだレビューしてない作品はあらすじを貼っておいたから、参考にしなさい!

 

【17下期ラノベ投票/9784041059616】

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (角川スニーカー文庫)

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

【17下期ラノベ投票/9784797394153】 

魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!  ~廃教会に引きこもってたら女神様として信仰されました~ (GAノベル)

ranobeprincess.hatenablog.com

 

【17下期ラノベ投票/9784040695518】

絶対彼女作らせるガール! (MF文庫J)

ranobeprincess.hatenablog.com

 

【17下期ラノベ投票/9784798615851】

異世界クエストは放課後に! ~クールな先輩がオレの前だけ笑顔になるようです~ (HJ文庫)

ranobeprincess.hatenablog.com

 

 

【17下期ラノベ投票/9784086311960】

最強の種族が人間だった件 4 エルフ嫁と始める新婚ライフ (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

人間討伐軍を退け、新たにダークエルフのセラを仲間にした俺は、アジトで漫画を作ってみたり、リアたちと世界旅行に出かけてみたりと悠々自適に暮らしていた。 だが、敵の魔族グレイスの計略により、かつてすべての人族を滅ぼした古代兵器・ラグナロクが復活してしまう!! グレイスとラグナロクの手により王都も陥落。俺はリアたち仲間と一緒に助けに向かうが、人間である以上ラグナロクには絶対に勝 てないと言われていて……最強の種族・人間大ピンチ!? エルフもスライムも女騎士もロリ吸血鬼もゴーレムもダークエルフも、全ては人間の思うがまま! 無敵の力ですべてを救う最強スローライフ波乱を告げる第四巻!!

 

【17下期ラノベ投票/9784040725222】

僕はリア充絶対爆発させるマン (ファンタジア文庫)

この社会では、モテ度を数値化した『恋愛適性』によって人生が決まる。適性が高い者はリア充養成学校『告立校』に進学し、低い者は非リア専用の『独立校』へ強制送還される。初の適性0点を出したリア充に憧れる少年・遙真は、リア充から迫害を受けるなか、突如『リア充を爆発させる能力』を発現する!「あの独身術…アンタ非リアの天才ね」困惑する彼に目を付けたのは反リア充組織の少女・姫奈。勢いのまま彼女と共にリア充のフリしてリア充破壊活動に挑むことに!?さらに無個性やニートな非リア系女子たちも続々と仲間になり―。非リアヒロインと贈る異能青春ラブコメ、大爆誕!

 

【17下期ラノベ投票/9784040693477】

ワキヤくんの主役理論 (MF文庫J)

主役男vs脇役女。同棲から始まるおかしな青春勝負

青春を最大限楽しむためのメソッド《主役理論》を掲げ、夢の一人暮らしを勝ち取った俺・我喜屋未那。隣に住む少女・友利叶も一人暮らしで、クラスメイトで、バイト先も趣味嗜好も全てが同じ……なのに俺と真逆の《脇役哲学》を掲げる、決して相容れない天敵だった! そんな叶との口喧嘩の果て、同時に部屋の壁を蹴破ってしまい、何故か同棲する羽目に。そして俺たちは、やはり同時に考えた――これは戦争だ、と。
「そのさもしい青春に嫌気が差したら、いつでも言ってくれればいいぜ?」
「そっちこそ、煩わしい人間関係に嫌気が差したら、いつでも頼ってくれていいよ」
俺の《主役理論》と叶の《脇役哲学》、どちらが正しいかこの同棲で白黒つけようか!

 

【17下期ラノベ投票/9784797392968】

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました4 (GAノベル)

≪「小説家になろう」にて日間1位、週間1位を獲得! ≫
≪累計16,000,000PV突破! ≫
≪GAノベルの売上げ歴代1位を更新中! ≫
≪初巻9刷達成! ≫
≪WEBサイト「ガンガンGA」にてコミカライズ&スピンオフ小説好評連載中! ≫
≪ドラマCD付き限定特装版が2018年1月に発売決定! ! ≫



300年スライムを倒し続けていたら、
いつのまにか――子供になってました! ?

ハルカラが焼いた毒きのこをうっかり食べてしまったせいです…(蒼白)
おかげで家族は目の色変えて私をあやそうとする始末(やめてー! )
ベルゼブブと魔王の城に行ったら、今度はペコラに捕まってしまい(もうどうにでもして…)、
なんとか戻ったと思っても、今度は村に来ている変な吟遊詩人と出会ったり、娘二人が世界精霊会議という謎の会議に招待されたりで――! ?

巻き込まれ体質だからって、
私はスローライフを諦めないんだからね! !

本書だけの書き下ろし短編を収録!
小説家になろう」で人気の異世界アットホームコメディ第4弾!

 

【17下期ラノベ投票/9784094516968】

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)

その結婚、待った!!

俺の名は小林一郎。本物の主人公・火乃森龍牙の親友だ。

【第二部】終了後、唐突に持ち上がった蒼ヶ崎さんの縁談。

相手の名は、月見里(やまなし)朝雄(あさお)――通称「アーサー王」。央明高校の現生徒会長にして、巨大な剣術道場の跡取りらしい。
たいそうな設定だが、こっちは世界を救うメインキャラ、それもヒロイン三巨頭の筆頭・蒼ヶ崎怜である。釣り合わないにもほどがある。
だというのにこの野郎、

「いいかい怜、道場経営とはビジネスなんだ」「今のままでは、蒼ヶ崎道場に未来はない。」「女だてらに今より強くなってどうする?」

ゲストキャラのくせに調子こきやがって……メインキャラへの無礼千万、お天道さんが許してもこの小林一郎が許さねぇ!
当然のごとく結婚阻止に動く俺たちだったが、道場vs道場のごたごたに巻きこまれることになり――?
サブストーリーは突然に、大人気助演ラブコメ第3弾!

 

【17下期ラノベ投票/9784063816327】

魔王、配信中!?2 (講談社ラノベ文庫)

勇者の家系である日下家に居候している引きこもリア充こと、魔王イスティ。協力して作ったMMD動画が300万アクセスを叩きだし、力を取り戻すも勇者パワーにあっさりと屈してしまう。そんな彼女の前に、最近流行りの○ーチューバーネットアイドル、『魔法少女レインボーキャット』が現れる。自らの存在価値に悩んでいたイスティは、キャットにそそのかされるままに日下家を飛び出してしまい――。一方日下家でも、勇真と友人の少女・奏多の仲がアレな感じになったり、妹・雪凪が初めてのイラスト仕事に悩んでしまったり――! 仲良く動画を作ったあの頃には、もう戻れない!? ハイテンションラブコメ、次は○ーチューブに進出の第2弾!

 

 

 

 

この先輩、絶対AV見てるわね!――『異世界クエストは放課後に!~クールな先輩がオレの前だけ笑顔になるようです~』(一〇〇〇~ニ〇〇〇字加筆予定)

異世界クエストは放課後に! ~クールな先輩がオレの前だけ笑顔になるようです~ (HJ文庫)

 

異世界では天然系?先輩と二人で放課後クエスト!

津守風也は高校生ながら、異世界を日帰りで冒険する熟練剣士!ある出来事から、彼は高校の先輩である美少女・御子戸千紘に冒険のイロハを教えることに!
すると、普段はクールで近寄りがたい千紘が、風也の前でだけ明るい素の表情を見せてきて!?
「やった!やったわ! 津守君、倒せたーっ!」「せ、先輩、性格変わりすぎじゃないですか!?」
地球と異世界、ラブコメと冒険、二人はその両方を行き来する!!新感覚放課後ファンタジー、開幕!! 

 

空埜一樹×児玉酉コンビキタ―(゚∀゚)―

(∀゚ )―(゚  )―(  )―(  )―

(  ゚)―( ゚∀)―(゚∀゚)― !!

 

一二月三日に読み終わってから「この作品は絶対に広めないと!」って決意したものの、読書メーターにレビュー全然書いてないし、ブログも完成度ニ〇%程度の下書きのまま放置しっぱなしだったのよね。

激務で疲れたのか、気力がすっからかん。もうラノベ読むのも大変。

ただ、行動しないといつまでも未完成のままだし、あんまり遅いと売上に貢献できなくなっちゃう(初動二週間が重要なのにもう一ヶ月経ってる)から、少ない気力を振り絞って、なんとか元旦のうちに投稿したわ!

 

児玉酉先生との出会いは『温泉ドラゴン王国』が初かしら。

オーバーラップ文庫の創刊がニ〇一三年四月で、これが出たのは五月。

なろうピックアップレーベルになるずっとずっと前の時代。

あの頃は良くも悪くも個性的な作品がいっぱい出てたわね。

 

温泉ドラゴン王国1 ?ユの国よいとこ、一度はおいで? (オーバーラップ文庫)

 

blog.livedoor.jp

 

togetter.com

 

女の子のほんわか表情が可愛いし、衣服の立体感や肌の質感を描くのが上手だから、腰のくびれだとかふともものすべすべ感だとかおっぱいの程よい大きさだとかが一層魅力的に映るの!

 

『ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹』もいい仕事したわ!

 

ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣! セイケンザー (GA文庫)

 

もうね、妹のシコリティが高い!

抱きしめて微妙に膨らんでるおっぱいの感触を堪能したくなるし、つやつやしてる黒タイツをスリスリしたくなっちゃう!

 

小説書いてる空埜一樹先生も、『うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。』はキャラが可愛かったわ~。会長ナデナデしたい!

 

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。 (HJ文庫)

 

この前発売された『超!異世界学級!!』 も良かったわよ!

HJ文庫で学園コメディを書かせたら空埜一樹先生の右に出る作家はいないわ!

三巻も楽しみに待って……あっ…(察し)

 

ちょっと待って!?

新シリーズってことは、もしかして『超!異世界学級!!』の三巻出ないの!?

そんなの許さないわよ!

HJの編集! このブログを見たら三巻出す準備しなさい!

金銭的リスクが不安なら、あたしの国庫からいくらでもお金だすから心配無用よ!

面白い作品が少数の目にしか触れないことを心配しなさい! 

 

さて、過去作の紹介はここまでにするわ!

異世界エスト』の魅力はね、千紘の隠された一面を独り占めできるとこよ!

 

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歯を見せてウインクしてる千紘も、大きなおっぱい震わせながら抱きしめてくる千紘も、どっちも最高! 流石は児玉酉先生だわ!

 

普段は笑み一つこぼさず、近寄りがたい雰囲気を漂わせてる千紘。

だけどそれは父親に抑圧されていたからで、人目を気にする必要のない異世界では、飾らないありのままの姿を風也にだけさらけ出すの!

 

あたしも千紘の気持ちがすっごく分かる!

 

  

  

王女だからって感情表現を制限されちゃうんだからたまらないわ。

 

「……ここは本当に元いた世界とは違うところなのね、津守君。つまり、あなた以外で同じ学校の生徒は居ないと」

 周囲を見回していた千紘が呟く。

「へ? あ、ああ、多分、そうなんじゃないかと思いますが」

 彼女が何を言いたいのか分からずに、風也が眉を顰めていると、

「……った……」

 不意に千紘が声を漏らした。次いで彼女は身を屈め、急に震え始める。

「先輩? どうかしました? 気分でも悪いんですか?」

 急な変化に風也が戸惑った――直後。

「やったああああああああああああ! 自由だああああああああああああああああ!」

 突如として大声を出すと、千紘は両手を広げて勢いよく天を仰いだ。加えてそのままのテンションで振り返ると、こちらの両腕を掴んで迫ってくる。しかも全開の笑顔で。

「ねえねえ! それで今日は何するの!? どんなことするの!? 冒険、冒険的な!? あ、それともまずは腹ごしらえ? 異世界スイーツ!? がっつり異世界飯!? どうする、どうするの、津守君!? 自由! 何をするのも私達は自由よ!?」

「せ、せ、先輩!? いや、っていうか、先輩ですか!?」

 先程までのクールビューティーさが砂上の楼閣の如く消え去って、あるのはテンションマックスの無邪気な女子高生だった。

「先輩よ!? 私、君の先輩! 御子戸千紘っていうの、宜しくね!」

「いや知ってますけど! なんですかそのノリ!? 無理してません!?」

「してないわ! 全然してない! 寧ろこっちが素!」

「そうなんですか!?」

 あまりに普段と違いすぎる。一体何があったらそうなってしまうのだろうか。

「あのね、私、小さい頃から父に、家柄に相応しく常に上品かつ冷徹であれって言われてたのよ。だから学校や家では何事にも動じない優等生である風を装っていたわけ。でもここには誰の目もないでしょ? だから気を遣う必要もないって寸法よ!」

「な、なるほど。そういうことだったんですか。先輩も大変ですね……」

「そうよ、大変なのよ! 漫画もラノベもゲームも全部、ぜんっっぶ、触れたくて触れたくてたまらなかったんだけど、世俗に塗れたものは御子戸家の人間に必要ないって、父に許してもらえなくて! だ・か・ら! 異世界でくらいはっちゃけるわよ。いい!?」

 

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このシチュエーション、たまらないっ!

 

才色兼備で大和撫子で文武両道で家がお金持ちで、しかもファンクラブまで作られるほど全校生徒から人気で、普通に生きてたら絶対千紘と縁なんてないのに、「異世界に召喚された」って関係だけで一緒に冒険できて、誰にも言えない秘密まで共有できるんだから! 

 

HJ文庫放送局」でこのシーンを朗読(28:33~、作品紹介は25:05~)してるわ!  「こういう女の子のギャップがいい」「普段笑わないと笑顔の破壊力ってすごい」って、恵理子も灯もよく分かってるじゃない!

ああもう! 聞いてるだけで心のちんこがビンビンよ!

 

www.youtube.com

 

素で行動するようになってからの千紘がね、めっちゃ萌える!

事あるごとに風也をいじってきて、そのやり取りが面白いの!

 

「ニーナって?」

「この店で働いている子です。バドさんの一人娘なんですよ」

「ふうん。津守君の彼女?」

「いやいや、ただの友達ですよ」

「からの?」

「だから友達ですって!」

「いずれは?」

「友達です! なんでそっち方面に持って行こうとするんですか!」

 千紘は長い髪を手で払って、意味ありげに微笑んだ。

「それはね――津守君。私が、すごく面白いからよ!」

 

「身を守れない防具なんて、なんの為に作るの?」

「それはまあ、あの、戦い以外で夜のプレイっていうか……」

「夜のプレイ?」

「なんでもありません。ルマさん、これを下さい」

 風也は千紘でも体の負担にならないと思われる、胸当てと肘当てだけの防具を指した。ルマは「かしこまりましたぁ」と料金の計算をし始める。

「ねえ、夜のプレイって? ねえねえ」

 上手く流そうと思ったのに、千紘は尚もこちらの服の裾を引っ張ってくる。

「気にしなくていいですよ。先輩には一生関わりのないことですから」

「そんなこと、分からないでしょ。君といつかそのプレイをする時が来るかもしれないし」

「き、来ませんよ!?」

 来たら嬉しいけど、と思いつつ、風也は声を上擦らせた。 

 

あ~いいわね~。

 

娯楽に触れさせてもらえなかった反動か、千紘ってかなり感性がぶっ飛んでるわ。 

 

「先輩、いいですよ」

 呼びかけると扉が開き、千紘が姿を見せる。が、その格好に風也は目を見開いた。

 彼女はタイトスーツを身に纏っており、髪を束ね、銀縁の眼鏡をかけていたのだ。

「ど、どうしたんですか、先輩。というか、いつの間に着替えたんですか!?」

「フッ――君が部屋を片付けている間よ。いい? 今日の私は女教師。ビシバシと厳しくいくわ! その代わりにこちらの指導に君が耐えられたら、御褒美をあげるからね?」

「ご、御褒美……!?」

 女教師の御褒美。とてつもなく良い響きだ。めくるめく妄想が浮かび始める風也だった。

「ち、ちなみにその御褒美とは……」

「フフ、欲しがらないの。君が一番手に入れたいと思っているものよ」

「そ、それはまさか……まさか……!」 

 

やりとりが完全にAVじゃん!

勉強教えるためにわざわざ女教師コスするとか、絶対AV参考にしたでしょ!

 

 

春日部タケル先生とMika Pikazo先生に朗報よ! あたしの天才的なレビューがカクヨムに紹介されたわ!

あんたたち、『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』一巻が期間限定で全文公開されてるのを知ってるかしら? カクヨムなんだけど。

 

kakuyomu.jp

 

一巻は以前あたしがレビューしてアキバblogにもリンク貼ってもらったほどだから、まだ見てなければ下のリンクから覗きに来なさい! 

表紙に出てるヒロインの天花スニーカー文庫屈指のシコリティなんだから!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

カクヨムで思い出すのが、あたしが丹精込めて書いた作品を無視して、ナメクジやエルトラン・コードなんて意味不明なのを大賞候補作にノミネートしたセンスの無さと、応募期間前半の作品しか紹介してない公平性の怪しさ。

  

ranobeprincess.hatenablog.com

 

正直うんざりしてたんだけど、あたしの批判が届いたのか、それともあたしをノミネートしなくて反省したのか知らないけど、昨日公開された「まるごと1巻掲載作品特集」で、『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』のレビューが秀逸なレビューとして取り上げられたわ! 

 

kakuyomu.jp

 

書籍化されたあの作品、気になっていたけれどまだ読めていない……という方は必見です。2017年最後の特集は「公式作品イッキ読み」企画!書籍化している公式作品のなかから、まるごと1巻相当以上掲載している話題のタイトルを集めました。
作品に寄せられたレビューの中から、「これは読みたくなる」と感じる、秀逸なレビューをご紹介します。 書籍化した公式作品がカクヨムで読めるのはお得ですよね。この機会に全作品を制覇してみてはいかがでしょうか?

 

一三人しかいないカクヨムgoodレビュワーの中に、このあたしが選ばれたのよ!

 

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これがあたしの力作よ!

とくと目に焼き付けなさい!

 

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『ミリセラ』の知名度が上がって、売上はあなご……じゃなくてうなぎのぼりね!

春日部タケル先生とMika Pikazo先生は大喜びだわ!

 

少しずつ、少しずつ、あたしの活躍するフィールドが広がってくわね! 

次は帯コメントを目指して承認欲求を満たすわよ!

村人や芽羽みたいな協力者ばっかり作家に応援してもらってずるいんだから!

 

 

 

 

 

【連動企画】クリスマスにセックスさせてくれそうなラノベヒロイン五選 in 2017

ここ数週間、ブログの更新がなくて退屈してたんじゃないかしら?
 
なにせあたしのブログはこのラノライターのK泉ペンキや『絶対彼女作らせるガール!』のまほろ勇太先生に注目されてるほどだもの!
あたしが持つラノベ界への影響力は計り知れないわ!
 

 

 

ふふん、待たせたわね! 遂に情報解禁よ!
実は今日までずっと、この記事のために時間を費やしてたの!
 
芽羽がツイートしたこの画像を覚えてるかしら? 

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あたしが関わってることは予想できてただろうけど、どんな形で関わるかまでは誰も予想できてなかったんじゃない?
 
聞いて驚きなさい! 
今回は初の合同企画、しかもあたしが主役なのよ! 
あたしが参加しなければ、この企画はお蔵入りの予定だったんだから!
 
参加ブログはあたしの以外だと以下の五つ。
 
「泣き言inライトノベル
「デスカイザーのラノベ日誌」
「この世の全てはこともなし」
 
「あるいはラノベを読む緋色」
「本達は荒野に眠る」
 
今年のテーマは、クリスマスを一緒に過ごしたいラノベヒロイン。
…………なんだけど。
 
どのヒロインともクリスマス過ごしたいに決まってるでしょ!
ラノベの女の子は基本美少女でオタに優しいんだから!
 
だからあたしは更に条件を追加したわ。
クリスマス、女の子と一緒に過ごしたら……やることは一つ。
 
そう、セックスよ!
 

       o
    o_ /)
     /<<

12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は
1年間で最もセックスをする人の多い「性の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくセックスをしています。
普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もセックスをしています。
貴方が片想いしているあの綺麗な女性もセックスをしています。
貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくセックスしてます。
貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にやられています。
貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつでヒィヒィ言っています。
すべてを諦めましょう。そして、ともに戦いましょう。

 
というわけで「クリスマスにセックスさせてくれそうなラノベヒロイン」を厳選したわ!
もちろんあたし含め、二次元美少女は処女でこそ神聖さが増す存在だから実際にはセックスするつもりはあまりなくてタイトル詐欺っぽいんだけど、そこはまあ、せっかくの企画なんだし読者多いほうがいいじゃない? 
 
いつも通り紹介作の多様性を維持するために
 
  1. これまでレビューしたラノベのキャラは除外

  2. 五選シリーズ で取り上げた作品も除外

 
の条件を課したわ!
 
さあ、溜まった性欲を今こそ放出するのよ!
 

第五位:高山ケイト

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クリスマスといえばキリスト教
キリスト教といえば教会。
教会といえばシスター。
 
第五位は『僕は友達が少ない』から、シスターの高山ケイトよ!
聖クロニカ学園のシスターだったらマリアもいるけど、あっちはロリだし行動が幼すぎるしで、ロリコン向けキャラなのよね。
言動が下品でオヤジ臭いから、意外とラノベ読者と相性が良いんじゃないかしら。
 

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人前でオナラするケイト。

 

第四位:湊千紗 

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第四位は『ひとりで生きるもん!』の千紗。

今日から俺はロリのヒモ!』が絶好調な暁雪先生だけど、処女作の本作こそ、暁雪先生の良さが凝縮されてるわ!

 

www.youtube.com

 

もうね、チョロい!

手紙で文通するだけでクラスメイトに会おうとか、無防備すぎ!

 

『幻滅なんて絶対にしないよ! てか、するならとっくにしてるし! だって、手紙の織田くんが無駄にかっこつけぇ(笑)なのは十分わかってるもん! 伊達に四ヶ月も文通してないよ! なめんな! だからわたしと会え! このチキチキチキンのぼっち菌!』

 

「チキチキチキンのぼっち菌」とかもう最高ね!

自分の思うがままを手紙に書きなぐって女の子に相手してもらえるなんて、現実世界じゃ絶対にありえないわよ!

 

一巻でラブラブカップルになり、二巻エピローグではエッチ寸前の雰囲気。

 

「どう? 興奮する?」

 千紗は頬を染めてはにかみ、必殺の上目遣いで言った。

「……するよ」

 こういうときに嘘をつくと、千紗は一瞬で不機嫌になる。俺は正直に答えた。

「へへー、えっちなことしたくなる?」

「なる」

「じゃ、子ども作っちゃう?」

「……それは、だから、もうちょい待って」

 

第五位のケイトに比べるとエッチしてくれる可能性が遥かに高そうだったから四位。

 

第三位:領家薫

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第三位は『いでおろーぐ!』の薫。

男口調キャラだから低めの脳内CVだったんだけど、PVだと逆に結構高いのよね。

 

www.youtube.com

 
両親が離婚して母親との別居中の薫。
反恋愛主義青年同盟部の議長だから普段は性欲どころか恋愛に否定的だけど、一緒に反リア充活動をしていけば恋仲に発展するかもしれないのよね。
 

第ニ位:星ノ守心春

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第二位は『ゲーマーズ!』の星ノ守心春。

エロゲーマーだからエッチな話なんて朝飯前だし、現実世界でも 

 

 「あっはー!」

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「穢れを知らない純朴な乙女達の残り香!」

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って鼻の穴ヒクヒクさせながら椅子に頬ずりするほどの変態。

後輩キャラで従順だから、頼めば何かしらさせてくれそう。

 

 

さあ、お待ちかねの一位発表よ!

チョロすぎて身体まで委ねちゃいそうなヒロインナンバーワンは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一位:空野継未

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第一位は『オタサーの姫と恋ができるわけがない。』の空野継未よ!

まず出会いがこれ。

 

「例の女の子を見つけ出してレッツ・尾行!」

「うわっ、キモ!」

「……あ?」

 誰だ、いきなり他人のことを罵倒するヤツは? 声は右隣から聞こえたぞ……っ!

 右隣の席に視線をやる俺。俺を罵倒するとはいい度胸だ。今度授業中に消しゴムのカスを投げつけてやる。

「アンタ、神園心路……だっけ、名前?」

「え? ああ、あってますよ」

 そこには『女子高生』と呼ぶよりも『JK』と呼ぶほうが適切な女子がいた。

 明るい茶色に染められた髪。入学早々着崩されたセーラー服、ショーツがチラ見できそうなぐらい限界に挑み、男子を挑発してくるミニスカ。教師が黙認するギリギリラインのネックレス。校則違反のネイルアート。――確定だな。

 この女はギャルだ。逆らったら殺される。逆らわないようにしよう。

 おい、誰だよ! コイツに消しカスを投げるって暴挙に及ぼうとしたバカは!

「あたしの名前わかる?」

「……フランク・マンコビッチ?」

「そんなアメリカ人野球選手みたいな名前じゃないから!? あたしは空野継未!」

 

「フランク・マンコビッチ?」じゃないし!

なに「教科書見せてくれる?」みたいなノリで際どい下ネタ振ってんのよ!

 

朗読した自作ドラマCDを校内放送したときもすごい。

 

「でも……なんか主人公の声、神園の声に似てない?」

「気のせいだ」

 悟られるわけにはいかない――ッッ、バレたら死ぬ、社会的にッッッ!

 俺と空野は自分たちの席に座りながらも、昼食を摂れずにいた。

「ならいいんだけど……それにしてもこの主人公ムカつかない? 美少女三人に身体を洗ってもらっているのに『やれやれ』って……インポじゃん……」

 ……なに? 俺が演技した主人公のことをインポ呼ばわりだと……!?

 それはまるで自分のことのようにムカつく……。少しばかり反論しよう。

「おい、空野――」

「ん? どーしたん?」

「一つ言わせて貰うが――別に俺は不能じゃないぞ? この間……確か四月一六日に妹と一緒に入浴したんだが、その時に勃ったし

(略)

「いやいやいやいや!? 別に主人公のことをインポって言っただけで、神園のことは言ってないから! でもそれ以上に――ッッ」

「? それ以上に?」

「なんで妹と一緒にお風呂入って勃起しているん!?」

「安心しろ、一緒に入浴しても問題ない年齢の妹だ」

「一緒に入浴しても問題ない年齢の妹に欲情しているのが問題なんだけど!」

 

デリカシー無さ過ぎぃ!

女子の前で平然と「勃起」って言える精神!

 

そして一番すごいのがこれ。

 

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 昼休みが半分以上終わり、残りニ〇分というところで俺たちは空野を拉ち……ではなく穏便に捕まえて、ニジケンの部室に運ん……ではなく、優しく連れてきた。ホントだよ?

 そして今ニジケンの部室には――

「やめてよね……っ、こ、こんな感じでムリヤリ縛るなんて……っっ」

 ……なにゆえ空野は菱縄で、セーラー服の上から亀甲縛りにされてんだ……っ!?

 菱縄に縛られた空野――極端に胸を強調し、締め上げるように狭窄にするトコが特徴の亀甲縛りによって、空野のセーラー服のサージ生地を内側から張らせている胸は、キツキツと窮屈になっていた。まるで乳房を囲むように絞るその状態に、空野は思わず涙目になっている。

 俺も詳しくは知らないけど……股縄といって、股間にかなりきつく縄を食い込ませる縛り方がある。それによって空野は、ショーツ越しにではあるけど、女の子の割れ目をむずがゆそうにして……非常にムリヤリ感がするなぁ。

 

もう間接セックスじゃん!

ここまでされても嫌がらずに入部してくれるのが驚きだわ!

絶対頼めばエッチしてくれるわよ!

 

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

 

  

 

 

 

 
オタサーの姫と恋ができるわけがない。 (ファンタジア文庫)

オタサーの姫と恋ができるわけがない。 (ファンタジア文庫)

 

 

なんであたしが「勝手に受賞者コメント選手権」にノミネートすらされないのよ!

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実は先月、こっそりと「勝手に受賞者コメント選手権」に参加してたのよね。

 

kakuyomu.jp

 

普通は一作書き上げないといけないから十万文字近く必要だけど、「勝手に受賞者コメント選手権」は最大ニ〇〇文字だから、むしろ文字数が足りないくらい。

どんなコンテストかって言うと、その名の通り「もし自分がコンテスト受賞者だったら……」って想像膨らませて、コメント書くの。

 

さて、カクヨム放送局スペシャルの放送日である12月1日より、第3回カクヨムWeb小説コンテストがついに開催いたします。

カクヨムとしては沢山の方々にご応募いただきたいところではありますが、本文10万字以上のオリジナル小説を1から創造して書き上げるのはなかなか手を伸ばしにくいこともまた事実。

でも、コンテストに応募して小説を書き上げ、そして自分の作品が受賞する喜びを大勢の人々に体験していただきたい。そして、そんな栄光を叶えることを目標に切磋琢磨して小説を書く方々がもっと増えてほしい...

どうしたらいいのだろう... 受賞の喜びをたくさんの人に体験していただくには...

みんながカジュアルに受賞者の気分を味わえる良い企画は...

ん? 待てよ?

もしかして、ユーザー一人ひとりがもう勝手に受賞者になりきってしまえばいいのでは……?

ということで! そしてせっかくのスペシャル番組に目玉企画がほしい...なんて思惑も一致したカクヨム放送局プレゼンツで、(またまた)ミニコンテストを立ち上げてみました!

その名も...

カクヨム放送局presents「勝手に受賞者コメント選手権」

”もしもあなたが小説コンテストの受賞者だったら”を想像し、受賞したときのコメントを「勝手に書いて」ください。

執筆中に苦労したことやそれでも支えてくれた周りの人への感謝の気持ち、今後の活躍に対する抱負といった受賞した"風の"コメントを最大200文字で募集します。
あくまで“勝手に!”なので、投稿される方はコンテスト参加者でもなくても勿論OKですし、今までカクヨムに作品投稿したことないよ~という方も大歓迎です。

優秀な作品は、12月1日放送のカクヨム放送局スペシャル内で紹介予定。見事大賞に輝いた方には、図書カード1万円分を贈呈いたします。(これで第2回カクヨムコンの受賞作買ってくれたらうれしいです)

カクヨム放送局スペシャル 12月1日放送決定! 番組連動企画「勝手に受賞者コメント選手権」を開催します - カクヨムからのお知らせ

 

え? 皮算用だって?

バッカじゃないの!? あたしみたいなスーパーエリートはいずれ受賞が確定してるんだから、あたしにとっては未来予測と同じよ!

推敲に数時間掛けたあたしの力作がこれ!

 

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インパクト抜群のタイトル。

読者の度肝を抜く自己紹介。

本当にそんな作品が大賞を受賞したかのような詳細な説明。

そしておっぱいへの徹底的なこだわり。

 

他の応募者のコメントに目を通したけど、ウケ狙いが滑ってたりインパクトが薄かったりで、あたしの敵じゃないと確信したわ!

これは受賞確定ね! と勝利確定を疑わぬまま一ニ月一日になり…………

 

live.nicovideo.jp

 

はあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!???????

 

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エントリー①

 

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エントリー②

 

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エントリー③(大賞)

 

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エントリー④

 

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エントリー⑤

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エントリー⑥



なんであたしの力作が入ってないのよ!

ナメクジとか握手券とかエルトラン・コードとか、どう考えてもあたしのおっぱい愛に負けてるでしょ!

 

てか応募期間がニ〇~ニ六日までなのに、ノミネートされたコメントがニ〇~ニニ日のしかないってどうなのよ! 選考委員後半の作品見てない疑惑MAXだわ!

 

むかつくーっ!

君の名は。』で優秀レビュアーになれなかった理不尽さがこみ上げてきたわ!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

この記事を読んでるあんた!

あたしの受賞者コメントが本当にノミネートに値しないのか、本当にあの六作品が面白いのか、あんたの意見を聞かせなさいっ!

 

 

井村屋 缶カスタードプリン75g×8個

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イルファ「ふ、ふえぇえぇ!? ぬし何ばしとっと!? 何でアタシの口調ば変えるけん!? お願いやけん……個性を殺すんだけは勘弁してくれん……」――『Re:ビルド! ! ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~』

Re:ビルド! !  ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~ (ツギクルブックス)

 

 「魔王と戦いません。モフモフスローライフがしたいんです! 」

開拓ゲーム『クリエイト・ワールド』の世界でビルダー能力を駆使してスローライフを送る開拓系ファンタジー。

第2回ツギクル小説大賞 大賞受賞の話題作!



新人社畜だった主人公の村上創は、開拓系ゲーム『クリエイト・ワールド』のプレイ中に突如死亡。
気がつくと、ゲームと同じ世界に転生していた。
あらゆるものを生産できる『ビルダー』という能力(職業)を駆使して開拓を進め、ヒロインとゆるーいイチャラブ生活を満喫する創。
充実した生活を楽しむ創だが、そこに『クリエイト・ワールド』の世界を破壊しようと企む魔王軍の影が迫る。

 

ブログを初めて一年半。

このラノ協力者やダ・ヴィンチニュースのライターにはまだ誘われてないけど、少しずつ少しずつ知名度が上がってきてるし、レビューが評価されるようにもなってる。

最近だと、ツギクル公式に褒められるあたし!

 

 

 

ツギクルブックス作品は書籍化決定の度に応援ボタンを押してるから、スペシャルサンクスキャンペーンに毎回名前が載ってるのよね。

そこで気になったのが『Re:ビルド! ! ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~』 なの。

 

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京都弁を話すルシアと、熊本弁を話すイルファが可愛いっ!

 

 小屋の近隣を歩き回っていると、不意に人らしき声が崖の上から聞こえてきていた。

「誰かぁ~! 誰か、いませんかぁ~! もうあきまへん! 助けておくれやす~!」

 助けてという割に、妙にゆったりとした若い女性の声がした。だが、助けてと言われて助けないわけにはいかないので、土ブロックを崖にくっつけて階段を作成していき、一気に崖上まで登っていく。声の主は黒い大きな黒帽子と黒服をまとった若い女性だった。金色のウェーブの掛かった髪が、少女らしい幼さを残す顔とのアンバランスさを際立たせて不思議な魅力を感じさせる女性だった。

 身長が余り無かったので幼い少女かと思ったが、黒服の胸の部分を押し上げている塊の大きさは大人の女性に匹敵するほどの隆起を見せていた。

 これはフラグという奴だろうか? この場面を華麗に乗り切り、女の子を救出するともれなく、お付き合いできるという伝説の恋愛フラグというものか。

 だが、こんなイベントは『クリエイト・ワールド』の中では発生しなかったイベントだ。

 どうしようか逡巡している間に、金髪の少女が角ウサギに取り囲まれていた。少女がこちらの存在に気付いて転がるように助けを求めてくる。

「そこのおにーはん! お頼み申します! 助けておくれやす~!」

 縋るような眼でこちらを見られてしまえば、見殺しにするわけにもいかずに石の剣に持ち替えて、少女の周りを囲んでいた角ウサギ達を攻撃していく。

 ズバッ、ズバッ、ズバンッ!

 我ながら見事な剣さばきで角ウサギを退治すると、倒されたウサギから毛皮と肉がドロップしていた。あまりに手早く魔物を仕留めたので、少女は呆気に取られた顔でこちらを見ている。

 >ウサギの皮を入手しました。

 >ウサギの肉を入手しました。

 ドロップした皮と肉をインベントリにしまい込みつつ、少女に話しかける。

「大丈夫?」

「助けて頂きおおきに~。おにーはんの名前はなんちゅうのどすか~?」

 妙にゆっくりとした語調の喋り方をすると思っていたが、どうやら、少女は京都の方言を使っているらしい。異世界に来て、京都弁に出会うとは思っていなかったが、洋風な出で立ちの少女が使う京都弁は不思議な魅力に溢れている。

第三話 崖の上のヒロイン

 

 「ふ、ふぇ!? ぬし何しとっと。あっ、痛か、きつう縛り過ぎ。そうじゃなくて、何でアタシば縛っとるんさ。悪かばってん、ぬしと遊んでいる暇はなかんで、早う外してくれ」

「あー、悪い、悪い。申し訳ないが君をこのまま解放するわけにはいなかいんだ。どうやら、君は我が家に潜り込もうとした盗人らしいからね。家主としては許すつもりはないのだよ」

 縛られたおっぱいが窮屈そうにしているが、視線を合わせないようになるべく、冷酷な声でイルファを脅していく。俺があの屋敷の主人だと知ったイルファは顔色を蒼白に変え、カチカチと歯を鳴らし震え始めていた。

「ちがう!! 違うんばい。ゴブリンとコボルトの奴らが勝手に押し入ろうとしただけで、アタシはちゃんとやめろと指示ば出したんや。ばってん、あいつらはアタシの言葉ば無視して勝手に攻めて、勝手に死んでいった。アタシは無関係や。お願いや。殺しゃんで。この屋敷のことは黙っとるけん、お願いばい」

 縛られたイルファが腰を抜かして、地面を座り込んでしまい、ズリズリと尻を引きずりながら後ずさりを始めていた。

「ほほぅ……指揮官であろう君が死んだ部下達に罪を擦り付けて言い逃れをしようというのかい……まぁ、どちらにしても部下のしたことは君の責任でもある。ところで、君は随分といい身体をしているようだね」

 怯えるイルファが更に恐怖を感じるように、感情を削ぎ落した平板な声音と冷たい視線をイルファの身体に送り込む。視線の先を感じ取ったイルファが身を捩って視線から逃れようとしていた。

「嫌や、お願いやけん、助けてくれん。見逃してくれれば、実家から大金ば贈るけん。お願い、お願いする。この屋敷のことは記憶の中から消去するけん、解放してくれん!!」

「それは、もう無理だよ。君は我が屋敷を見てしまった。見られたからには我が屋敷の牢獄に死ぬまで繋いでおくか、この場で死ぬかの二者択一しかないのだよ。運が無かったと思い諦めるのだな」

「そぎゃん馬鹿な! そぎゃんのは嫌ばい! 解放しなっせ。アタシが集落に帰らんば砦から視察団が送り込まれて、結局ココが見つかってしまうだけやわ。今、うちば解放すりゃ、何もなかったと報告してぬしとは協力関係ば築ける。そうすりゃアタシの権限で匿うてやる。どうだ、そぎゃん悪か話やなかやろう」

 イルファは必至で俺からの助命を引き出そうとしているが、『クリエイト・ワールド』のゲーム知識からすれば、魔王軍リモート・プレース方面軍、ラストサン砦の設定は、魔王軍一の僻地の砦で通称『島流し』部署であると書かれた攻略記事が掲載されていた記憶がある。つまり、イルファは何かしらの大失態を犯して僻地勤務に飛ばされた士官であり、魔王軍の中でもさして重要ポストにいる士官ではないのだ。

 そうなれば、問題児の吹き溜まりであるラストサン砦の面々が、失踪者を真面目に探すとは思われず、逆にイルファを解放した方が襲われる可能性が高くなってしまう。

「近頃、人肌恋しくなってきてね。夜の添い寝をしてくれる者を探していたのだよ。ちょうどいい拾い物をした」

すらごつばいね? 夜の添い寝ってすらごつばいね? アタシまだ男性と添い寝なんてしたことなかし、急にそぎゃんこつ言われても困る。そうじゃなくて、何でアタシがぬしの添い寝係ばせにゃいけんの。絶対おかしかやろ!! 放せ!! 放してー!! あーん! 攫わるっぅー!!」

第五十話 死の接吻

 

特にイルファがたまんないっ!

魔王軍だから敵なんだけど、ドジっ娘の憎めないキャラで、ツクルに迫られて熊本弁で命乞いする姿、いじりがいあるわ!

おっぱい揉んだり抱きしめたりしたらどんな反応するか調べたくなっちゃう!

熊本弁の喘ぎ声を想像すると興奮!

 

これは書籍版発売が楽しみだわ~と期待してた矢先……

 

 

はあああぁぁぁぁあぁ!!!!???

方言キャラを標準語に変更って、正気!?

 

エステリオといい包囲殲滅陣といいマサツグ様といい、どうして余計な修正加えるのよ! あたしの期待返しなさいよ!

 

昨日立ち読みが公開されたから実際に確かめると……

 

books.tugikuru.jp

 

イルファ別人過ぎぃ!

書籍版は喋り方がただの小物だし!  

主人公にすぐ殺される噛ませ犬ポジションにしか見えないわ! 

 

・原作

 日暮れが近くなり始めた時刻に、スラっとした背の高い女性が、目の前に広がる綺麗に整理された庭園と生け垣を持ち、立派な防壁と幅の広い水堀に護られた館に視線を向けていた。

 ツクルの館に赤い瞳から視線を送っている女は、前髪をパツンと揃えて黒髪の長く垂らした髪を指先で弄んでおり、身に付けた鎧は露出度の高い革の鎧のようで、胸元は窮屈そうに盛り上がり今にも零れ落ちそうなほどのボリュームであった。

 この女の名はイルファ・ベランザール。人化の法を使って竜から人の身になったとされる高貴な竜人族の出であり、竜人族の証である喉元に鱗状の突起物が貼り付いている。

(……何が悲しゅうて、竜人族が、こぎゃん僻地のゴブリンやコボルト達の面倒ば、みなけらばいけんのかしら。まったく、ついとらんわね。魔王様に頭からお茶ばぶっかけたくらいで僻地任務とかって酷うなか? 確かに躓くものが無か場所で躓いたアタシも悪かったけど)

 

・書籍版

「こ、これは魔王陛下。こんな遠く離れた辺境に打ち捨てられたアタシを呼び出して、何の用です?」

 竜神族の女が舐めた口をきいてきたので、無言でギロリと睨みつけてやった。すると、オレからの視線を受けたイルファが驚いて身を震わせている。

「随分と舐めた口をきくようになったな。絶大な武力を誇る竜人族の一門とはいえ、舐めていると首をはねるぞ」

「ひっ!? こ、これは失礼いたしました。こ、今回はアタシに何用でしょうか? はっ! まさか、さらに僻地の勤務地に飛ばされるのですか? それだけはご勘弁を! この地ですら首都から数ヶ月もかかるのに、これ以上どこに行けと言われるので!」

 

口調が変われば当然印象も変わる。

 

「これより第32捜索隊はHフィールドの捜索を開始する。魔王様に栄光あれ!」

 私は砦に駐留していたゴブリンやコボルトを数体引き連れて、南に広がる霧の大森林を抜けて、無人地帯と呼ばれている地域を駆けずり回っていた。こんなクソみたいな仕事でも、キチンとこなせば昇進できるらしいと砦の司令官が言っていたので、辺境生活を脱するために死に物狂いで転生ビルダーと思しき者を捜索していたのだ。

 

イルファはそんなこと言わない!

あたしが求めてたイルファを返して

 

この大改造の背景にあるのは、読者の意見みたい。

最初は方言に好意的なコメントもあるんだけど、

 

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ほとんどは否定的。

「駄目」「くどい」「読みづらい」と批判されまくり。

 

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批判意見を受け入れての変更なんだろうけど、キャラの口調変えるってやりすぎ。 

狼と香辛料』で「ホロの廓詞が読みづらい」ってコメントがあったら直す?

あたしだったらしない。方言もキャラの属性である以上は作者のこだわりがあるはずで、変えるのは作者に確たる信念がない証拠だし、何よりキャラが可哀想。

そこは担当編集が何としてでも止めるべきだった。

 

ツギクルに褒めてもらったばかりで申し訳ないんだけど、今回は久々の酷評記事。

しかも書籍版じゃなくて試読レビューなのよね。

 

まだ発売前だから、この記事が広まれば売上は下がるかもしれないし、ひどければ打ち切りだって十分ありえる。

シンギョウガク先生やツギクルにとってはたまったもんじゃないでしょうね。 

 

でも慣れ合ったっていい作品ができるわけじゃないし、あたしだって御用レビュアーを目指してるわけじゃないから、批判するときは批判するわよ。

それに、シンギョウガク先生も酷評OKしてるしね。

 

 

仮に作品が売れるとしたら、コミカライズで振る舞いが描かれるとしたら、ドラマCDで声が付くとしたら、アニメ化でキャラが動くとしたら、その設定で魅力を感じるか。

だから『狼と香辛料』のホロは廓詞を話し、『魔法科高校の劣等生』の達也はスリムになり、『このすば』のカズマやめぐみんは若返った。

シンギョウガク先生と担当編集にはその意識があまりにも足りなすぎた。

 

最後に、日本マクドナルド元会長の原田泳幸(が言ったとされるけど真偽不明)の引用で締めくくるとするわ。

 

 アンケートをとると必ずヘルシーなラップサンドやサラダがほしいと要望があって商品化したけども売れたためしがない。 ヘルシーなサラダでなくメガマックが売れる。 お客は言うこととやることが違うからお客の話を聞いてはだめ。

 

 

ドS美少女とエッチしたい!――『絶対彼女作らせるガール!』

絶対彼女作らせるガール! (MF文庫J)

 

恋愛必勝の女神は実在する――!? 優秀賞受賞作!

この学園には必勝の女神がいる――。白星絵馬の手のひらに願い事を書くと叶う、そんなジンクスといつも笑顔な人柄で学園でも人気のクラスの太陽・絵馬を尻目に、目立たず冴えない自称幽霊の大地は生徒会室へ。憧れの生徒会長・獅子神玲花の雑務のためだ。が、ある日、大地が偶然絵馬の「とある秘密」に触れたことで、絵馬が大地の恋愛を全力応援すると宣言! さらに絵馬を信奉する学園トップ美少女の猪熊みりあと鷹見エレナまで巻き込んで大地のモテ改革を開始!! 大地の学園生活は瞬く間に一変していき――!? 第13回新人賞<優秀賞>の正統派青春ラブコメ、爽快に登場! 

 

今年三月に『(略)』を「間違いなくニ〇一七年のMF文庫Jで最もシコれる作品」と称賛してから八ヶ月。

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

このまま『(略)』がニ〇一七年のシコリティ・オブ・MF文庫Jを征するのかと思いきや、黒船が来襲したわ!

今回レビューする『絶対彼女作らせるガール!』も『(略)』に負けず劣らず、場合によってはそれ以上のシコリティかもしれないの!

 

著者のまほろ優太先生はクラクラプレイヤーなんだとか。

 

www.youtube.com

 

最近は新人賞受賞作でも売れない時代に突入してるってことで、実際あたしも表紙とあらすじ見ただけじゃ買うつもりは全く無かったのよね。

確かにあやみ先生の表紙は可愛いんだけど、ラノベヒロインが可愛いのは当たり前だし。カレーが辛いのと一緒。それだけじゃセールスポイントにならない。

あと「必勝の女神」って言われても「おっぱい揉ませてくれる女神出しなさいよ!」って言いたくなっちゃうし。読者からすればどうでもいい情報。

 

でも! ピンナップを見て! 考えが変わったわ!

 

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男口調の生徒会長キタ―(゚∀゚)―

(∀゚ )―(゚  )―(  )―(  )―

(  ゚)―( ゚∀)―(゚∀゚)― !!

 

あたし、こういうキャラ本っ当に大好きなの!

体は女子だからおっぱいの柔らかさやシャンプーのいい匂いを堪能できて、心は男子だから弱々しくなくて話してると楽しそうなんだもの!

ここを口絵指定した編集はGJだわ!

玲花に抱きついて、ポニーテールのサラサラ感を味わいたくなっちゃう!

 

実際に読んでみて、これは面白さを広めるべき作品だと確信したわ!

あと、同じ新人賞受賞作第一弾の『せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?』と『僕の知らないラブコメ』はアキバblogに取り上げられてるのに、

 

blog.livedoor.jp

 

blog.livedoor.jp

 

この作品だけずっと待ってても一向に取り上げてもらえず仲間外れにされてるから、そんな可哀想な状況を見かねて、あたしがレビューしてあげることにしたの!

あたしはマイナーな作家の味方なんだから!

 

最初の二章は導入で、次の三章から五章まではコミュニケーション獲得ハウツーの要素が強いわね。『魔王は服の着方がわからない』を三倍濃縮(あっちと比べて文字数も情報密度も多い気がする。流石に質では負けてるけど)して、ファッション・トーク・メンタルに分割した感じ。

特に第三章のファッション指南で、合計十数行かけて服のでき方を語る辺りはMBが降臨したんじゃないかと思ったわ。

発売時期的に完全な偶然なんだろうけど、力の入れようが似すぎててビックリ。

 

『魔王服』との相違点は、陰キャを甘やかしてないことかしら。

第五章のメンタル指南では、身も蓋もない発言がポンポン飛び出すわ。

 

「――ここで俺の一番言いたいことだ。亀丸。ヒエラルキーの高いオスがモテる。だからこそモテない奴がすべき事はただ一つ。メディアがブサイクをアイドルに仕立て上げるように、自分のヒエラルキーが高いように見せかけることなんだ

 

「なんかお前の姿見えるわ。好きな女には、優しく紳士のつもりで『大丈夫? 疲れてない? 何かしたいことある? 僕は何でもするよ?』って機嫌を窺うキモイ奴だろ?

「そ、それは……」

「相手からはこう見えてるぞ。『うわなんか必死。他に相手してくれる人いないのかな? 弱いオスなのかそれか病気でも持ってるのかな? この人と子供作ってもすぐ死にそう、やめとこ』そうメスは本能的に察するんだよ

 

きっつ!

 

でもあたしだってよく考えると、ご機嫌取りに近づいてくる人間はあまり好きじゃないのよね。他人に媚びる人間はキモい。

過激だけど、真実を付いてる面もあることは間違いないわ。

 

玲花目当てで買った本作だけど、もう一人あたしの好みなキャラがいたの!

それがエレナよ!

 

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改稿前はエレナがメインヒロインだったみたいなんだけど、「訓練されたドM以外楽しめない」「あなたが思うほど罵られて喜ぶ男性はいません」って編集に指摘されて絵馬とヒロイン交代したんだとか。

 

本当に編集は勿体無いことをしたわね!

 

ラノベ読者は基本ドMなのよ!

九割以上は美少女に罵られたい願望持ちよ!

容姿に恵まれなくても女の子にかまってもらえるなんて、天国じゃない!

 

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あああああああああっっ!!

足が! げしりと! 頭の上に!

上履きからフローラルな香りが!

黒ストに包まれた足が柔らかそう!

パンツ見せてくれてありがとう!

腕組んで侮蔑的にこっちを見つめてる表情が激シコ!

 

美少女にスキンシップ(足置き)してもらえるだけでも十分ご褒美なのに、エレナはそれ以上のご褒美を与えてくれるのよ!

 

「そう『彼女がほしい』のね? それなら簡単じゃないの」

 鷹見さんがそう答えるけど、簡単なはずがないじゃないか。玲花先輩と僕との距離は遠すぎるっていうのに。

 そう思っていたら――。

「私が付き合うわ」

 ぶっ放されたのは意味不明な解決策だった。

「言葉の通りよ。私が付き合うわ。はいこれで終わり。絵馬、お疲れ様。もう大丈夫よあとは私が亀丸くんを幸せにするわ」

 冗談にしては冷静すぎる口調。皆どう反応したらいいか分からずおろおろしている。

「ふふ、よもや文句などあるわけないわね? ミスコン一位の彼女よ。別に付き合った事を周りに言いふらしてもかまわない。私から告白されたと自慢してもいい。どう? とっても優越感に浸れると思うの。バカな男はそういうのに憧れるのでしょう?」

「で、でもそんなの嘘だしだめだよ!」

「嘘じゃないわ、絵馬。ふふ、それならば絵馬を護るという覚悟のほど、その証拠を手っ取り早く魅せてげましょう」

 と、鷹見さんが僕の頭から足を下ろしたかと思えば、正座している僕の目線に合わすように床に膝をつく。至近距離には宇宙みたいに深い色をした黒い瞳。そして鷹見さんの両手が僕の後頭部に回り、その顔が僕の視界いっぱいに近づいてきて――。

 キス、されてしまった。 

 しかも、

「んん―――――――――っ!?(ちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるちゅる!)」

 待って。待って待って待って。し、舌! 舌がにゅるるるって!

 

ディープキスキタ―(゚∀゚)―

(∀゚ )―(゚  )―(  )―(  )―

(  ゚)―( ゚∀)―(゚∀゚)― !!

 

何   こ   れ   !   ?

ミスコン一位が顔近づけて来てくれて、目線合わせてくれて、普通のキスどころかディープキスなんて、心のちんこが勃起不可避だわ!

 

ドSでチョロいエレナは、これだけでは飽きたらず、禁断の領域に突入するわ。

 

「私、綺麗? 可愛い?」

「み、ミスコン一位だし、可愛いだろうとは思うけど」

「ならいいじゃない付き合いましょう? ふふ、キスだけならいつでもどこでもさせてあげるわ。クラスみんなの前で舌を入れたっていい。それに――その先だって構わない」

(略)

「正座」「んぐぅ!?」

 また僕の頭を組んだ足で踏みつけてきたぞ!?

「ふふ、私、執筆するときの足置きが欲しかったの。貴方の踏み心地、なかなか悪くないわ。彼氏の務めとして彼女の言う事は聞いてくれないと」

「ぐ、ぐぐ……冗談なのは分かったから、普通に上履きを履いた足で踏むのはやめてほしいなあ……!」

「ふふ、いいわ。彼氏のお願いなのだから上履きくらいは脱いであげましょう(げしり)」

「んぐっ! 全然問題が解決されてないんだけど……!」

 まだ僕は正座&足置きのままだった。それにさっきとは違って脳天に黒スト越しの体温が伝わってくるしなんなんだ……!

「そうね、そのまま足置きとして頑張って私を満足させたならば、彼女としてエッチなことだってさせてあげる。体育倉庫やトイレの個室に連れ込んだっていい

 

エッチの許可キタ―(゚∀゚)―

(∀゚ )―(゚  )―(  )―(  )―

(  ゚)―( ゚∀)―(゚∀゚)― !!

 

超   最   高   !

エレナを屈服させる妄想が捗るわ!

「上の口はドSだけど、下はどうかな?」って詰め寄って、どんな反応するか観察したい! あたしが大地だったら、速攻連れ出してエッチ開始よ! 心のちんこが緊急射精案件だわ!

 

MFはいい新人を発掘したじゃない!

こういう人材を育てられる限り、ラノベ界は安泰ね!

 

ここまではほとんどヒロインのシコリティについてしか触れてなかったけど、まほろ勇太先生って、新人作家とは思えないほど人物描写や心理描写が上手なのよね。

例えば第一章のこのシーン。

 

  玲花先輩が視線を向けた先には、生徒会室の本棚に飾られた写真立て。

 そこには僕と玲花先輩と去年の生徒会の面々と、それに囲まれた『あの人』がいた。

 坂町寅司。前生徒会長。前年度卒業生。

 細身で長身。飄々としてていつも穏やかな笑顔を浮かべている先輩だった。

 玲花先輩は完璧超人とよく謳われているが、坂町先輩は宇宙人と呼ばれていた。

 テストの成績は満天か、遅刻もしくは居眠りで0点のどちらか。数学オリンピックのメダリスト。近くの大学の理系の研究室に出入りして何かの学会発表でもしていたらしい。

 生徒会においては、ふらりと現れてものすごい集中力と速度で仕事を終わらせたかと思えばまたふらりと去っていく、神出鬼没の生徒会長。

 そんな坂町先輩は卒業後にアメリカの大学に行った。最後まで訳の分からない人だった。

「ふふ、あの人は今ごろ何をしているのだろうな……」

 玲花先輩が少しだけ寂しそうに目を細め、窓の外の青空を見上げた。

 ――僕は玲花先輩が好きだ。でも僕の呼ぶ『あの人』と玲花先輩の呼ぶ『あの人』は決定的に違っていたのだった。

 

寅司がどんな人物かを記述するだけで、大地との間にある圧倒的な差が浮き彫りになる。勝つとか負けるとか以前に、勝負にならない。

「目の前に」大地がいるのに、「目の前にいない」寅司に思いを馳せる玲花を描写することで、大地の置かれた悲惨な現実が強調されてる。

 

二ページ後の描写も刺さる。 

 

 あの人の心の中に僕の居場所はない。

 それはそもそも坂町先輩がいなくたって同じ。

 僕が先輩の隣にいても釣り合わない、生徒会室で二人きりになったって簡単な会話すら成り立っていない。

 何が時間が解決だ。解決したって僕は僕のまま。先輩が好きになってくれるなんてあるはずがない。それなのになんで期待していたんだ。なんで分不相応な夢を見ているんだ。なんでこんなに……悲しい気持ちになるんだ。

「…………幽霊の、くせに」

 諦めていたつもりだったからこそ、見て見ぬふりのできた先輩との距離。

 でも、いったん本当の気持ちに気づくと、あまりの距離に今さら絶望する。

 悲しくて、悔しくて、気づくと僕は走っていた。

 校舎を出て夕日の帰り道を走る。涙で視界がぼやける中、人気のない国道の坂を走る。

 もう何もかもが嫌だった。自分の姿も、暗くて口下手な性格も、生徒会室から泣きながら逃げ出した意気地のなさも。

 思考の歯車が加速する。大小の歯車が噛み合い、心を暗闇の底に沈ませる。

 話しかけたい想いを伝えたい。でもこんな自分じゃダメだって自分が一番理解してる。変わりたくてもこんな自分じゃ変われない、変われるはずがない。自己嫌悪、本当に嫌だ自分が死ぬほど嫌いだ――。

 

 「知識」として理解はしていた。玲花が自分を好きになるなんてまずないだろうことは分かってた。けれど、実際に現実を突き付けられると受け入れられなかった。「感情」として納得はできなかった。

考えがまとまらなくて、心のなかに溜まってた思いを次々に吐き出せば吐き出すほど惨めな自分が露わになって、悲しさや悔しさが増幅してく。

 

叶わぬ恋が、本当に叶わない恋だと知った時の気持ちが痛いほど伝わってくるわ。

丁寧な描写と、予定調和を排した展開が、読者を物語の世界へと誘う。

 

特に最終章は、まるで自分が主人公に憑依したかのようだったわ。

かつての自分から脱却した大地が、恋に決着を着けるべく準備をするシーンは、 情景や空気感がありありと伝わってきた。

 

 翌日、良く晴れた朝。

 僕は十分な時間をかけて熱いシャワーを浴びた。そうして剃刀で顔を剃る。ヒゲらしいヒゲは生えていないのだけど今日はうぶ毛の一本も許さない。

 完全武装であの人の前に立ちたかったから。

 歯を磨く。爪を切る。髪に整髪料をつけて毛束を作る。そして前日にアイロンがけした制服を着て――。

 寮の玄関を出る。あの人の下へ向かった。 

 

勇気を振り絞って踏み出した一歩。

その先の結末を是非見届けてほしいわね。

 

絶対彼女作らせるガール! (MF文庫J)

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