とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

勝手に危惧して、どうぞ。

 

異世界ものが多い」を「異世界ものしかない」と解釈する時点で完全な誤読だし、読者離れを危惧しているからって、ジャンルの偏りが存在しない前提で議論するのはおかしいでしょ。

少なくとも、なろうコン受賞作が異世界ものに偏ってるのは紛れも無い事実だし。

 

「東大生の両親には上層ノンマニュアル『しかいない』と誤解されると、それ以外の階層の人が東大受験から離れてしまうのではないか、と危惧しているから否定するんですよ」と言ったところで、東大入学者の七割以上が上層ノンマニュアルの子弟である事実*1は揺るがないわけで。 

ま、なろうコンしか調べなかったあたしにも責任の一端はあるけどさ。

 

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

 

 

 

 

*1:苅谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ』。