とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

年中麦茶太郎先生は『魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!』二巻打ち切りを「本気で」回避するつもりがあるのか。

『魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!』二巻の公式発売日まであと三日。

GAは早売りしてるから、もしかすると明日にでも買えちゃうかもしれないわね。

 

ほのぼのしてて安心できるお話だから、一巻をまだ読んでなければ、あたしのレビューを見て買うか買わないかを判断するといいんじゃないかしら。

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

上の記事にも書いたけど、この作品って意外と売れてないらしく、二巻が売れないと打ち切りの危機にあるみたいなのよね。

 

 

  

別に作品がつまらないわけじゃないとあたしは踏んでて、単に年中麦茶太郎先生と作品の知名度が低いせいで売上が伸びないだけだと。

じゃあどうすれば知名度を高められるのか。

そこでヒントになるのがランチェスター戦略よ。

 

元々は第一次世界大戦後に発表された二つの法則がベースになってるわ。

 

  • 攻撃力=兵力数×武器性能(第1法則)
  • 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(第2法則)

 

第一法則は接近戦における法則よ。

接近戦・体当たり戦では兵力数に差があっても損害の出方が一対一になるの。

例えば一〇〇人のA軍と六〇人のB軍が互いに全滅するまで戦うとするわ。

武器性能が同じだと仮定すれば、人数(=兵力数)の少ないB軍が全滅することは簡単に予想できるわね。

ここでA軍は何人生き残るかというと、第一法則によりB軍と損害の出方(=死者)は同じになるから、一〇〇人中B軍と同じ六〇人が死んで、四〇人になるわ。

要するに、接近戦だと一人はニ人以上殺せないってこと。

 

第二法則は離れて戦う場合の法則よ。

武器性能が同じだとしても、距離が離れてると双方の力関係が二乗比になるの。

A軍とB軍の人数を第一法則の場合と同じだとして、今度は離れた場所から銃で撃ち合う場合を考えるわ。

武器性能を同じだとするとA軍とB軍の戦力比は人数の二乗比だから、一〇〇〇〇対三六〇〇と、第一法則とは比較にならない差が開くの。

A軍は何人生き残るかというと、戦力差が一〇〇〇〇から三六〇〇を引いて六四〇〇、これが生き残った人数の二乗になってるから、結局八〇人が生き残るわ。

第一法則で生き残ったA軍は四〇人だったから、離れて戦うだけで生存数を二倍に跳ね上がらせることができてる。

 

これで分かったように、弱者(=売れない作家)が強者(=売れっ子作家)と戦う――すなわち数多くの新刊に埋もれず自分の作品を購入してもらう――ためには、第一法則に基いて

 

  1. 射程距離が短い一騎打ち戦的な兵器を選び
  2. 戦うときは敵に近づいて一騎打ち戦をする
  3. 接近戦や一騎打ち戦がしやすいよう、身を隠しやすい戦場を選ぶ

 

戦略を取る必要があるわ。ビジネスに置き換えると、

 

  1. 一騎打ち戦がしやすい商品を選ぶ
  2. 接近戦や一騎打ち戦がしやすい営業方法を決める
  3. 接近戦や一騎打ち戦がしやすい特別な営業エリアを選ぶ

 

ってことね。

商品は『魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!』と既に決まってるし、営業エリアは作者の一存でどうにかなる要素じゃないから、工夫できるのは営業方法。

 

弱者はエンドユーザー(=読者)にできる限り近づいて接近戦に持ち込む。

別に営業といってもラノベ作家だから、原価だの利益率だのみたいな数値計算の難しい話じゃなくて、競争相手以上に読者に好かれればいい。

具体的には「興味を持ってる人間や読者にお礼を言う」。これだけ。

 

あたしが愛読してるランチェスター戦略のバイブル『【新版】小さな会社★儲けのルール』から引用してみるわね。

 

 ですから、感じても言葉や態度に表さなかったらそれは感謝ではありません。ありがたいと思ったら、口や言葉や文章で相手に伝える行動が必要です。

 雨のなかを来社、来店してもらったら、「わざわざ雨のなかをありがとうございます」と素直に言葉に出してお客さんに伝えること。同じく、注文が入ったら、お礼の電話かFAXをすぐに入れて喜びを素直に伝えること。

 支払日よりも前に銀行入金があったら、すぐにお礼のハガキかFAXを出し、喜びを素直に伝えること。こうするだけでも、きっとあなたの会社を気に入ってくれます。これを実行するだけでも、お客が思っている以上のなにかになるのです。

 

抽象論だけだと実感が湧かないだろうから、具体例を二つ挙げてみるわ。

 

福一不動産では、店に寄って契約したお客さまには連続して5回ハガキを出しています。①来店していただいたらその日中に ②契約時に ③入金があったら ④入居したら ⑤入居1カ月たったら。その後も年に4回はフォローのハガキを出しています。

 また、社内の人事評価に「お客さまとの接触ポイント」を導入しています。直接お客さまに会う行為を1点とし、電話やFAX・ハガキは0・5点と換算。新入社員でもお客さまとの接触ポイントが増えれば、自然と売り上げも増える仕組みを作っています。

 

 前章にも紹介した「ホームテック」では「お礼ハガキ」を100%実行しています。

 営業マンは契約後、本社に見積書・契約書・原価計算書・顧客データを提出しますが、このときに契約後に出す「お礼ハガキ」のコピーを必須事項と規定しています。つまり、お客に「お礼ハガキ」を出さないと、社内的に契約が成立しないシステムにしているのです。

 社員はみな漢字もしらないし、字もヘタくそ。それでも出す。とにかく、ヘタでもなんでも、仕事をもらったら「ありがとうございます」と意思表示する。これはビジネスマンとしてあたりまえのことです。だから、お礼ハガキを出さない社員はクビなのだそうです。

 多少、強引なやり方ですが、ここまで規定すると営業マンは必ず書くようになります。

 ホームテックの1回の平均受注額は約100万円。一般家庭にしては高額商品になるため、「やっぱり考え直す」というキャンセルもあります。ところが「お礼ハガキ」を出すと、キャンセルの比率が大幅に減るという副次的効果もしっかりあるのだそうです。

 

別にこれは不動産営業だけの話じゃないわ。

『レア・クラスチェンジ』の黒杉くろん先生は、感想ツイートをRTしたりファンアートにコメント付けたりしてファンを増やして打ち切り回避に繋がったし、『絶対彼女作らせるガール!』のまほろ勇太先生は、感想ツイートした読者にお礼のコメントをしたり積極的にフォローすることで新人でありながら人気度を爆発的に上昇させて、ラノオン四冠と好きラノ一位の座を獲得したのは記憶に新しいわね。

 

年中麦茶太郎先生にもぜひ実践してほしいということで、二月ニ四日になろうのメッセージ機能から

 

  • あたしのレビューをもう一度広める
  • 感想ツイートやファンアートなどにお礼のコメントをする

 

ようアドバイスしたわ。

なろうのメッセージ機能は下書き作成できないせいで、数時間ずーっと画面を睨みながら七〇〇〇文字近く頑張って書いたわ。

 

ニ五日の一一時頃に返信が来たから、後は実践さえしてくれれば打ち切りは無事回避できるんじゃないかって大喜び。

どんなお礼コメントをするのかと年中麦茶太郎先生のtwitterに張り付いてると……

 

あたしのブログを紹介して、

twitter.com

 

ファンアートを、

 

リツイートして、

 

終わり。

 

あまりの衝撃に開いた口が塞がらなかったわ。

待てども待てども読者へのコメントがなくて、最初は書籍化作業が忙しすぎるせいでコメントできないんだと思ってた。

まあそれでも無理やり時間作ってコメントすべきなんだけど。売れてないんだし。

 

ともかく、TLを観察し続けても、平昌オリンピックに半裸の男が乱入した珍事件だとか、早稲田の入試科目に豚肉の仕込みがない話だとか、ハーーナ殿下の新作が一位を総なめにしたニュースだとか、『魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!』と無関係のRTばっかりしてる。

他には蝉川夏哉先生のギャグに付き合ったり、ニシ先生が『ハーレムダンジョンで神様プレイ!  武闘家、魔法使い、猫耳剣士、エルフシスター』でエロ作家の仲間入りしたことを取り上げたり。

 

あのさぁ……ふざけてない?

 

おっさんがスケートリンクで「白鳥の湖」踊ると『ヒキニート』の売り上げ増えるの?

早稲田の入試で豚肉仕込むと『ヒキニート』の売り上げ増えるの?

ハーーナ殿下が一位獲りまくると『ヒキニート』の売り上げ増えるの?

蝉川夏哉先生の自虐に付き合うと『ヒキニート』の売り上げ増えるの?

ニシ先生が美少女文庫デビューすると『ヒキニート』の売り上げ増えるの? 

 

なんかもうすごいショック。

興味を持った、実際に買ってくれた読者よりも、ネットのニュースや作家仲間との交流を優先するというありえなさ。

打ち切りで悩んでたのは嘘だったの?

 

「お金の奴隷開放宣言」で(キーワードだけ拾い読みして誤読した、読解力のない)クリエイターから叩かれまくって一躍時の人となった西野亮廣は、『魔法のコンパス』でその圧倒的な努力を語ってるわ。

 

 網でかからないのなら、モリを片手に素潜りで一人一人突き刺していくしかない。

キングコング西野」でエゴサーチ(検索)をかけ、僕についてツイートしている人をリストアップし、「はじめまして。キングコング西野です。実はこの度、クラウドファンディングという……」と片っ端から突き刺していった。700~800人に声をかけた。

 

 結果、これが大ハマリ。2週間で530万円が集まった。

 

 困ったときのSNS。やはり、ここでも「モリで一刺し作戦」だ。

「ニューヨーク 寒い」「ニューヨーク 混んでる」「ニューヨーク 美味しい」でエゴサーチをかけ、今現在ニューヨークにいる人をリストアップし、「はじめまして。キングコングの西野と申します。突然、申し訳ございません。実はこの度……」と片っ端から送ってみた。

 結果、3日間の個展で1800人もの人が足を運んでくださった。

 

芸能人でさえこの努力量なんだから、芸能人でも何でも、ましてや有名ラノベ作家でもない年中麦茶太郎先生はもっと行動すべきじゃないの?

 

実は好きラノで『ヒキニート』に投票したことを年中麦茶太郎先生に報告したとき、『小さな会社★儲けのルール』を既に紹介してたのよね。

でもこの有様を見るに、多分買ってないんでしょうね。読んでないのは確実。

行動に移すのが遅い。遅すぎる。それじゃ三流止まりに決まってる。

 

「できる人か見極めるのは、簡単だよ。

まずは普段、どんな本を読んでいるか、どんな本が面白かったかを聞く。まず、本を読まない人の時点でアウトだけど、全く読まない人、というのはあまりいないから、たいてい何か出てくる。

で、僕は「おすすめの本」を聞くんだ。」

「おすすめの本ですか。」

 

「そう。その人のおすすめの本は、その人の思想が色濃く出る。知的レベルや、願望、どれくらい勉強しているかわかる良い情報だ。」

「それだけでいいのですか?」

 

「もちろんそれだけじゃない。で、お薦めしてもらったら、僕はその本をその人の目の前で買う。Amazonを使って。実際に、どんな本を読んでいるのか僕も興味あるし、その人の考え方に興味があるからね。」

「ふーむ。確かにそうですね。」

 

 

 

「で、その後が肝心で、こっちも本を勧めるんだ。自分の好きな本をね。」

「はい。まあ普通の流れですよね。」

「その時、相手も自分と同じように、すぐに本を買う人だったら、絶対にこの人はできる人だ。」

「……!」

「まず、目の前の人のすすめる本をすぐに買う、と言うのは2つのハードルがある。知識に対しての貪欲さと、「買ってしまう」という行動力だ。」

「なるほど、そういうことですか」

そう、目の前の相手のすすめる本を買う行為は、その人の考え方の縮図なんだ。人の思想に対するオープンさ、新しい物を受け入れる態度、勉強する意欲、本を読むという行為。それに加えて「とりあえず買ってみる」という行動力と勇気。

これらは「目の前の人が勧める本を買う」という行為に現れている。色々な人に会って、これをやったけど、的中率は9割。ほぼ間違わない。

ま、たまに「買うけど全く読まない」という人が1割程度いるのが、玉にキズだけど。」

目の前の人が「できる人」なのかどうかを見極める、超簡単な方法。

 

完全に人の好意を踏みにじってるのよね。

数時間かけてブログに記事書いて、数時間かけて読書メーターに感想投稿して、数時間かけてブログのレビューを加筆して、数時間かけて打ち切り回避のためにアドバイスして、無償で自分のためにここまでしてくれる人間への配慮が全く無い。

「三巻を読みたい!」というファンの想いが全く見えてない。

 

ファンの気持ちをどう受け取ろうが作者の勝手なのかもしれない。

ただそれなら人気が出なくて作品が打ち切られそうになっても致し方ないわけで。

「なんとか三巻を出したい」と望んでおきながら、やるべき努力もせずに、それどころか読者よりも作家のコミュニティを優先するその態度は、担当編集のまいぞーや、イラストレーターの椎野せら先生や、その他ソフトバンククリエイティブの社員や、何より感想やファンアートをツイートしてくれた読者への裏切りでしかない。

 

ふざけるのも大概にしろ、と声を大にして叫びたい。

 

年中麦茶太郎先生が、何故頑なに読者へのコメントを拒むのかは分からない。

そこにはワナビのあたしには想像もつかない理由があるのかもしれない。

ただどんな理由を付けたところで、今の延長線上には打ち切りの未来しかない。

 

現代において、成功の秘訣は『足』と『手』の掛け算だと僕は思っていて、たとえば堀江貴文さんが『ゼロ』を出版した時なんかは、とにかく北から南まで、全国の書店に『足』を運んでいた。
イラストレーターの中村祐介さんや、勝間和代さんや、水野敬也さんなんかも同じく全国の書店に『足』を運び、その地道な活動を『手』を使ってSNSで拡散させていた。

ところが『上手くいかない人』は、とにかく『足』を使わず、『手』だけで、なんとかしようとする。
そこは掛け算だから、『足』がゼロなら、『手』で、いくら掛けてもゼロだ。

彼らが徹底して『足』を使わない理由は2つあって、一つは「面倒くさい」、もう一つは「恥ずかしい(勇気がない)」だ。

『作品』というのは"我が子"で、その"我が子"を届ける上で、作者である"親"に与えられた選択肢は、これも2つ。

子供を守る為に自分が恥をかくか、
自分を守る為に子供を見殺しにするか?

『上手くいかない人』は、あらゆる理由をつけて、子供を見殺しにすることを選ぶ。
当然、子供を見殺しにできる人(優しくない人)の作品が面白いわけがなくて、コンクールに応募したところで結果は出ない。

結論、『上手くいかない人』は、優しくないから上手くいかない。

キングコング 西野 公式ブログ - 『上手くいかない人』の共通点 

 

もし年中麦茶太郎先生が「本気で」二巻打ち切りを防ぎたいなら、初動二週間ずっと、これまでの作家人生で最も必死に、それこそ本業以外の時間全てを営業活動(=片っ端から突き刺す)に捧げるくらいの覚悟で臨むべきね。

それを「面倒くさい」「何でそこまでしなきゃいけないんだ」と感じるのであれば、残念だけど打ち切りは避けられないわね。

作品の命運を最終的に左右できるのは、他でもない作者だけなんだから。

 

【新版】小さな会社★儲けのルール

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魔法のコンパス 道なき道の歩き方

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