勇者⇒骨にクラスチェンジ!?チート冒険者(※ただし骨)のお気楽冒険記!
骨になっても心は勇者な最強冒険者(※ただし骨)が往く!
お気楽異世界ファンタジー!!
世界を滅ぼす魔王との、最後の戦い。
どうしても負けられぬその戦いで瀕死の重症を負った勇者アルヴィスは、最後の手段・死霊術までも使って戦いきって……スケルトンになっちゃった!?
それから三年後。魔王討伐後の処理を仲間へ丸投げした勇者改めスケルトン・アルは、平和になった世界でニート生活をエンジョイしていたのだが……
『い・つ・ま・で・遊び惚けとんじゃアルヴィスー!』
――世界が彼を放っておくはずもなく。
魔王が倒された後の世界で、それでも助けを求めている人はいる。骨になっても心は勇者! コツコツ世界を救っちゃう(※骨だけに)、お気楽異世界ファンタジー!
気力回復したから久しぶりにラノベレビュー。
全然レビューしてなかったらtwitterで心配されちゃってたわね。
ごめんなさい。今回は言わせてもらいます。
— deskyzer📖 (@nagahide324) May 16, 2018
いいからさっさとレビューして!
確かに本山らのは可愛いしおっぱい大きいし釘付けになるのも分かるけどさ、あたしのことも忘れちゃ困るんだから! - とある王女の書評空間(ラノベレビュー) https://t.co/okC35RBoQO
女王様、ほぼ1ヶ月ラノベのレビューしてないやないか
— 軽本みどり@ラノベちゃん (@xdq3iwKUpxNxy07) May 20, 2018
久しぶりのレビュー作は、先週行われたラノベビブリオバトルで本山らのが推薦した『昔勇者で今は骨』よ!
元祖バーチャル美少女ラノベ読みのあたしだって負けてられないんだから!
本山らの旋風は止まるどころがどんどん勢いを増してるわね。
あたしと年が一つしか違わないし、VTuberデビューしてから一月しか経ってないってのに、ラノオンアワードとのコラボ動画投稿したり生放送のゲストにプロ作家呼んだりできるほどの影響力を持つまでになってる。
明日19時より初の生放送を行います!
— 本山らの📖ラノベ好きVtuber (@Motoyama_Rano) June 8, 2018
今までの紹介作についてネタバレ解禁で語り合う会!
なんと!ゲストに「おことばですが、魔法医さま」著者・時田唯先生をお呼びしてお送りします pic.twitter.com/EVmjLJvmOl
あたしなんてラノベブログ二年以上やってるけど、未だに帯コメント採用されてないし、このラノ協力者にだって推薦されてないし!
王女なのに、ラノベ界では無名の一般市民扱いされてるのよ!
むかむかむかつくーっ! とっととレビューに行くわよ!
ここ最近のレビュー(といっても今年はまだ本作含めて七冊しかしてないんだけど)はキャラに焦点を当ててシコれるシコれる言ってばっかで、未読者向けにストーリーを分かりやすく――あるいは既読者向けにストーリーを掘り下げて――説明してなかった。
ラノベ王女っていうレビュワーいてblog読んでるけど股間に響くヒロインの話ばっかして肝心のストーリーがよくわからなくて無
— 地図(破産か民事再生のどちらか) (@qamselpam) April 22, 2018
マジで言わせてもらいと最後のギャグもなんも面白くないですし、レビューするって言った作品の記事よりらのちゃんに対抗して〜みたいなのが透けて見える時点でダメって感じです…
— 夏鎖芽羽📖@ラノベブログ (@natusa_meu) June 9, 2018
とうとうこんなことを書かれちゃうまでに。
『昔勇者で今は骨』を選んだ理由は本山らのへの対抗心も当然あるんだけど、 それだけじゃなくてレビューの質を高めたいってのもあるのよね。
キャラの可愛さを前面に押し出すタイプの作品じゃないから、これまでみたいに「可愛い」「シコれる」「ギャップ萌え」に頼った紹介ができない。
あえて制限を課しでもしないと、一向に技術が上達しないって危機感を覚えたの。
文章が上手くならなければ、ラノベ読みに注目されない。
注目されなければ、帯コメントや協力者への推薦なんて望めない。
佐伯庸介先生はこの作品に至るまで結構紆余曲折あったみたいね。
ニ〇〇四年に電撃文庫から『ストレンジ・ロジック: 鬼の見る夢』を出したはいいものの二巻がポシャり、一〇年以上の年月を経てニ〇一五年に一迅社文庫から出版した『天命の書板 不死の契約者』で復帰した矢先に一迅社文庫縮小と、かなり悲惨な目に遭ってるわ。
『昔勇者で今は骨』の企画が通り、十三年ぶりに電撃文庫へカムバック。
作品数は少ないけれど、キャリアを積んでいるだけあって構成力は高いわ。
主人公が骨であることを全面に押し出してるからところどころに「死」が絡むシリアスな展開になってるんだけど、ほとんど暗さを感じないのよね。
「明るく・楽しく・愛と勇気のファンタジー」のテーマは嘘じゃない。
主人公のアルヴィスは終始前向きで読んでて気持ちいいし、バトルは爽快感たっぷりだし、魔物や魔王の幹部も憎めないキャラだし、最後はなんだかんだで敵味方救われてるし。
これはボーンと売れる作品になるわね! 骨だけに。