とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

【#このラノ2021】このラノ2021に投票したわよ!

三年連続で協力者よ!

今回は新規協力者が数十人増えて、今までで一番の盛り上がりを見せたわね!

あれだけいれば中には中学生や高校一~二年生がいてもおかしくないだろうから、もしかして、あたし最年少協力者の座陥落!?

 

まあでも、おっさんが増えてわけのわからない戯言を垂れ流されるよりは、若者が増えて新陳代謝活発な方が健全よね。あたしも負けないように頑張るんだから!

そうそう、去年の投票内容はこれよ!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

協力者数は歴代最多となった一方で、一人が投票できる作品数は文庫・単行本合わせて五冊と歴代最小。 

これだとマイナーな作品(特に単行本)に光が当たらない気がするんだけど……

あと、作品・シリーズとイラストレーターはコメントも書いたんだけど、女性キャラクターと男性キャラクターは『ようこそ実力至上主義の教室へ』みたいな有名作の登場人物でもない限りどうせランクインしないだろうから、コメントは書かなかったわ。

コメント採用数が初参加のこのラノ2019と比較して減ってきてるから、協力者になってもメリットがあんまり感じられないのよね。まあ来年も協力者やるだろうけど。

 

作品・シリーズ

第5位:底辺領主の勘違い英雄譚

底辺領主の勘違い英雄譚 1 ~平民に優しくしてたら、いつの間にか国と戦争になっていた件~ (オーバーラップ文庫)

 

馬路まんじ先生という、ラノベ界に突如現れた現代アートを理解するための入門書。

 

第4位:何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?

何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 5【電子特典付き】 (MF文庫J)

 

WEB版から大幅に展開が変わった、先が読めない恋のバトル。続きが読みたくて待ちきれないわ!

 

第3位:結婚が前提のラブコメ 

結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)

 

「もしかして俺もヒロインと結婚できるんじゃ……」読者にそんな希望を抱かせてくれる作品!

 

第2位:アラフォー少女の異世界ぶらり漫遊記

アラフォー少女の異世界ぶらり漫遊記 (レジーナブックス)

 

もぐもぐしてる祈里が可愛い! 歌って跳ねる祈里も可愛い! 心はアラフォーな美少女に萌え!

 

第1位:『ラブコメ文芸部』と美少女問題児とボッチな俺

『ラブコメ文芸部』と美少女問題児たちとボッチな俺 【電子特典付き】 (講談社ラノベ文庫)

 

テンポ良く読める、ストレスフリーなラブコメラノベ初心者にもおすすめよ!

 

女性キャラクター

第3位:テラコマリ・ガンデスブラッド(ひきこまり吸血姫の悶々)

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第2位:夏日向美夏(『ラブコメ文芸部』と美少女問題児とボッチな俺)

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第1位:三上祈里(アラフォー少女の異世界ぶらり漫遊記)

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男性キャラクター

第3位:クロムウェルシューマン(陰に隠れてた俺が魔王軍に入って本当の幸せを掴むまで) 

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第2位:アレン(婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む)

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第1位:リゼ・ベイバロン(底辺領主の勘違い英雄譚)

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イラストレータ

第3位:ファルまろ先生

聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです! ~絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする~ (カドカワBOOKS)

 

天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

 

服の質感がリアル! 生地のツヤまで感じられるその描写力は圧巻!

 

第2位:さばみぞれ先生

隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた : 1 (モンスター文庫)

 

世界一かんたんなヒロインの攻略しかた (富士見ファンタジア文庫)

 

JKを可愛く描くイラストレーター! どのキャラも表情に興奮させられるわ!

 

第1位:りいちゅ先生

ひきこまり吸血姫の悶々 (GA文庫)

 

二周目チートの転生魔導士3 ~最強が1000年後に転生したら、人生余裕すぎました~ (Kラノベブックス)

 

女の子同士の関係がすっごく尊くて、あたしも百合の間に挟まりたくなっちゃう!

 

作品・シリーズで投票した『ラブコメ文芸部』『何故かの』『底辺領主』はあたしのブログに記事あるから、まだ読んでなければ見るといいわ!

このラノにも書いたけど、登場人物が作品について語る他では絶対読めない唯一無二のラノベレビューになってるのよ!

 

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このライトノベルがすごい! 2021

このライトノベルがすごい! 2021

  • 発売日: 2020/11/24
  • メディア: 単行本
 

 

『底辺領主の勘違い英雄譚』コミカライズ三話が無料公開されたンゴーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!!!!(´;ω;`)

バーチャル美少女なろう作家の馬路まんじ(分身)ですっ♪
みんな王女様のブログ読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んでください!(´;ω;`)

 

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アクセス数伸びなくて、王女様なのに村人に負けてるやん……

 

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このままだと「もう馬路まんじ先生関連の記事は止めるわ!」って王女様にクビ切られちゃうンゴ(´;ω;`)
記事拡散お願いします何でもしますからー!!!!(;´༎ຶ۝༎ຶ`)

 

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クビを回避するために頑張って三話紹介するよ~!!!

 

comic-gardo.com

 

今回の話は原作四話に当たるンゴ!
原作のリゼはクソネズミと同じIQ3だったけど、コミカライズでリゼのIQが大幅アップ!

 

 

 

イリーナとの出会いもかなり肉付けされてるンゴ!
原作ではいきなりリゼとイリーナが仲良くしてる描写から始まって、最後はイリーナの回想で終わっちゃったから、唐突に仲間入りしたように見えて説明不足感が……
でもコミカライズだと、最初イリーナが人間に敵愾心を抱いててリゼを攻撃するんだけど、前回出てきたチンピラアフロを筆頭とした領民達がリゼを守ろうとするんやでぇ!!!

 

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原作とは大違いやなぁ……
ぱらボら先生がいっぱい掘り下げてくれました!
ありがとうの( ˘ ³˘)チュッ〜〜♡
しかもここでアリシアがまた登場するンゴ!
遠くからでも分かる胸のデカさ( ◜ω◝ )ニチャア!

 

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リゼの人間関係が少しずつ広がってく様子に説得力があって、分かりやすさがこいのぼり……じゃなくてうなぎのぼり!
そんな三話をよろしくね~!

 

 

あと本体は帯コメントを王女様に頼んでー! 

 

『底辺領主の勘違い英雄譚』コミカライズ二話が無料公開されたンゴーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!!!!(´;ω;`)

バーチャル美少女なろう作家の馬路まんじ(分身)ですっ♪

 

  

 

そうだよ!!!!!( ◜ω◝ )ニチャア!
さて、先月三〇日に『底辺領主の勘違い英雄譚』コミカライズ二話が無料公開されました!

 

comic-gardo.com

 

まだコミカライズ読んでないって人は、われが降臨した宣伝を見てね!!!( ˶ˆ꒳ˆ˵ )ニパァ~!
「せっかく馬路まんじ先生(の分身)に来てもらったのに、ブログのアクセス数が全然伸びないんだけど! これじゃ宣伝しても売れないメロンパンだわ!」って王女様が悲しんでたンゴ……(´;ω;`)

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

ぱらボら先生のリゼは二話でも可愛くてイケメン!
相棒ォォォォォ!!!!!(´;ω;`)

 

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でもゲス!

 

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リゼ、一話から変わってないやんけ……!
ちなみに、われの本がコースターにされるのも変わってなかった! 今度は貧乏聖女がコースターに!

 

 

二話ではあのすげえヤバそうな“疲労がポンと抜ける回復魔法(仮)"が出てくるンゴ!
われも美少女だけど毎日深夜までツイートをRTしまくってるからリゼにこの魔法かけてもらいたい……

 

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原稿では編集に赤入れされたけど俺は止まらなかったぜーーーー!!!!!

 

 

後半では、頭おかしいことに定評あるアリシアが登場!

 

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ぱらボら先生は男女問わずキャラが素晴らしい!!!!!
お尻のラインが浮かび上がってて、われ美少女だけど思わずちんこぶちこみたくなったンゴ!
拡散してTLを埋め尽くせ!!!!!

 

 

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【#何故かの】「『何故かの』ファンに嬉しいお知らせ! 出井愛先生がTwitterを再開したよ!」「みんな心配してたから良かったわ!」

初めましての人は初めまして!
安藤です! 下の名前は特に決まってません!

 

初めましての人は初めまして!
朝倉です♪ 私も名前は特に決まってないわ♪
……ってあれ!? なんだかデザインが変わってる!?

 

そうなんだよ、朝倉さん!
これまで『何故かの』の記事は俺達のセリフだけだったけど、今回からイラストと吹き出しが付くようになったんだ!

 

すごいわ!
賑やかさがこいのぼり……じゃなくてうなぎのぼり!

 

登場人物によるレビュー記事にこの形式が採用されてるみたいで、『ラブコメ文芸部』の記事では春人や美夏が、『底辺領主の勘違い英雄譚』では、作中の人物じゃないけどなんと作者である馬路まんじ先生の分身が出てるんだ!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

ってことは、四巻のレビューもこんな感じになるのかしら?
今までのスタイルも本編を再現してるみたいで良かったけど、イラストがあればますます記事の魅力がアップするわね♪

 

レビューが掲載されるまではまだ時間がかかりそうなんだけど、その間に嬉しいお知らせが舞い込んできたよ!
四月を最後にツイートが途絶えてた出井愛先生が、昨日Twitterを再開したんだ!

 

 

『何故かの』に関するツイートをすればすぐ反応してくれた出井愛先生が、ツイートもいいねも全然しなくなっちゃってみんな心配してたわよね…… 

 

 

 

 

王女様も結構心配だったみたいで、先生のTwitterをほぼ毎日チェックしてたんだって
その時、先生のアカウント名に時々情報が付け足されてることを発見したそうだよ

 

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本当だわ! こういうとこに気づくなんて、流石は王女様!

 

だから水面下で何かが進行中であることは知ってたから、「もしかして六巻の作業中?」って多少安心してたみたい
ただ、今のところ六巻の発売予定はないみたいだけど……

 

 

それは残念ね……
だけど、Twitterを再開してくれるだけでも私達にとっては十分嬉しいニュースよ!
『何故かの』ファンのみんなも大喜びしてるわ!

 

 

 

  

プロ作家からもおかえりコメントが来てるね!
先生の復帰を待ち望んでた人の多さを感じさせられるよ!

 

 

 

 

Twitter再開だけじゃなくて、Youtubeチャンネルも開設だって! しかも、もう動画が投稿されてる!

 

 

www.youtube.com

 

猫が可愛い! 何度も見たくなっちゃう動画だわ♪

 

早速今日から生配信が始まるよ!
時間があったらぜひ出井愛先生にコメントを送ってあげてね!

 

 

配信前に、私達のレビューを読んで『何故かの』の予習や復習をするといいかもしれないわね♪

 

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早ければ、来月には四巻のレビューが投稿される予定よ♪
わたしの出番を楽しみにしてる人はもう少し待っててね♪

 

 

 

 

 

 

【必見】『底辺領主の勘違い英雄譚』コミカライズ始まったンゴーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!!!!(´;ω;`)

バーチャル美少女なろう作家の馬路まんじ(分身)ですっ♪
みんな、われが降臨した『底辺領主の勘違い英雄譚』のレビューはもう読んでくれた?

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

そんな今話題の底辺領主が、ついにコミカライズされました!

 

comic-gardo.com

 

ぱらボら先生好き好き好き好き好き…!!!!(´;ω;`)
リゼが可愛いからみんな読んでみて!
読んでない人は読んでください何でもしますから!

 

 

多少展開をアレンジしてて、「なろうでも文庫でも読んでる」って人にも新鮮味があっておすすめ!
例えばWEBや書籍だと「平民の足を舐めることになったってかまわねぇ」ってリゼが酒場に出向いて領民を癒やすンゴ!
やだ、リゼ格好良い……!

 

「なるほど、お前は片腕がないのか。

 

「えっ?」

 

 ――その瞬間、奇跡は起きた。

 少年が一言呪文を唱えるや、まばゆい光が寂れた酒場に溢れかえったのだ。

 

 誰もがギュっと目を閉じ、やがて恐る恐る開いていくと……、

 

 

「あっ、あぁ、ああぁあぁあああッ!!? オレの、オレの腕が生えてるぅうううッ!?」

 

 そこには、驚愕の声を上げる片腕だった男がいた――!

 生えたばかりの白い腕を何度も何度も触り、動かし、やがて彼は震えながらその場に膝をつく。

 

「ぁ、ありが、とう……本当に、ありがとう……ッ!」

 

「いいさ、領主として当然の務めだ」

 

 むせび泣く男の肩を、少年は優しく手で叩いた。

 

 そんな光景に呆然とする荒くれ者たちに、彼は悠然と歩み寄りながらこう告げる。

 

「片目がない者、片足がない者、明らかに病んでいる者と……なるほど、傷病人のオンパレードだな。いいだろう、全員治してやる」 

 

 かくしてこの日――荒れ果てたベイバロン領に幾度もの奇跡が巻き起こり、その数だけ喜びの涙が地面を濡らした。

第一話:チンピラに媚びよう!

 

だけど漫画版では領民がリゼの屋敷に突然殴り込んで来て、敵を倒すつもりでうっかり回復魔法を使ったら領民の腕が再生して感謝されるンゴ!
ファッ!? 領民に攻撃するとかこいつクズやんけ……!

 

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今なら一話がタダだから、原作との違いを楽しむと面白いよ!
二話も有料だけど先行公開されてて、アリシアが頭おかしくて可愛い( ◜ω◝ )ニチャア!

 

  

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ということでコミカライズもよろしくね( ˶ˆ꒳ˆ˵ )ニパァ~!
あと、王女様が「底辺領主のあとがきにあたしの名前も載せてほしいわ!」って言ってたから、本体はそこんとこもよろしく! 

 

 

あたしの記事がはてなブログのトップで紹介されたわよ!

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あと、あたしのブログに言及したエントリーが、はてな匿名ダイアリーのトップに!

 

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おかげでアクセス数がこいのぼり……じゃなくてうなぎのぼりだわ!

 

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ラノベ評論家が必要とされない本当の理由

またもや「ラノベ評論家必要論」が語られているわね。

 

 

ラノベが売れないのは評論家が育ってないせい? 

必要論が語られるのはこれで二回目。

前回は『異世界誕生 2006』が「迷惑系まとめブログ」に取り上げられたことを講談社ラノベ文庫のシゲタが好意的に扱ってしまい、売上一辺倒な評価軸への批判として「評論家必要論」が上がったわ。

 

togetter.com

 

  

確かにまとめサイトはなろう系を茶化す傾向にあるけど、出版だってボランティアではない以上利益を上げるのは大事なわけで、「なろう系を茶化さないけど読みも買いもしない人間」に向けて宣伝しても時間の無駄でしかない。

なろう系、特に単行本を読んでいるラノベ読みの割合は低く、このラノ協力者であっても「単行本部門無投票」なんてのは普通にいたくらいだし。

多分なろう系を好む層は従来のラノベを好む層とあまり重ならなくて、そう考えると売る側としてはブランド好感度が多少低下してもより多くの人間に作品を認知してもらえるような施策(作品作り)を選ぶでしょうね。

 

自社のブランドについて好ましいと思われていようが思われていまいが、ビジネスにおいて重要なのは「ブランドの好感度の高い人ほど購買金額が多いのだろうか?」という点である。逆に、嫌われていようが何だろうが、長期的な売上が変わらないのであれば別にそれは問題ないと考えてもいい。憎まれっ子として堂々と世にはばかるという経営的な判断があってもいいはずだ。

(『統計学が最強の学問である』)

 

実際この手法は結果を出してて、例えば「俺の魔法の威力がおかしいって、弱すぎって意味だよな?」で有名(つい最近も『豚のレバーは加熱しろ』でパロられた)な『転生賢者の異世界ライフ』はシリーズ累計一五〇万部突破してる。

 

 

けれど売上で評価するラノベ界隈への不満は相変わらず存在するようで、ライトノベル史に関する議論をきっかけに、評論家必要論が再び浮上してきたわ。

 

togetter.com

 

「売上は低かったが面白い作品」の発掘が必要なことは同意するけど、別にそれは「職業評論家」の専売特許じゃないわ。

Twitterで感想をツイートしたり、ブログでレビュー記事を書いたり、Youtuberになって動画で紹介したりと、「普通の読者」にできることだって数多くある。

しかも今年は『このライトノベルがすごい!2021』で九年ぶりに協力者が募集され、六〇人の応募があったほど。更にアンケートの回答数は一万を超えるなど、かつてない程に盛り上がってるわ。

 

 

 

そういう意味で売上以外の評価軸は存在するし、評論の需要だってまだまだある。

 

評論家が嫌われるのは、コミュニティへの敬意を払わず土足で踏み込むから

けれど評論家必要論を唱える人間はそういうコミュニティを考慮せず、まるで存在しないかのように扱う。

 

 

TwitterやブログやYoutubeこのラノは「数字が評判に追いついて来ない作家を盛り立てる仕組み」ではないらしい。 

結論から言ってしまえば、「ラノベに評論家が必要だ」という言説が支持されない理由は、そういうことを語る人間が上記のように既に存在する読者コミュニティを無視(あるいは「専門家じゃない素人の評論だから」と無価値認定)し、「あいつらなんかより俺達の意見を聞け」と言わんばかりの独善的な主張をしているからに他ならないわ。

更にタチが悪いのは、そうした人間に限って最近のラノベやウェブ小説をあまり読まないのに口を出し、土足でコミュニティに踏み込もうとしてくることね。

 

 

先に挙げたTogetterのまとめを見てもらうと分かるように、「評論家必要論」を唱える人間はとにかく古い作品の話が多い。

もちろん、歴史を論じる上で古典に言及すること自体は必要かもしれないけど、ラノベは過去の遺物ではなく今日まで連綿と続いてる文化なわけで、「現代のラノベを語るなら古典だけ知ってれば十分」というわけでもないでしょ。

スレイヤーズが~」「ロードス島戦記が~」「マルドゥック・スクランブルが~」と昔の作品を語る一方で最近の作品にはほとんど触れないため、今の世代の人間からすれば「俺達の読む本に興味を持とうとしない人間が、何偉そうに今のラノベ業界を語ってるんだ!」と反発したくなるのは確実だわ。 

古典を引き合いに出して昔語りをされ続けるのはウザいことこの上ないのだけれど、加えて厄介なのが、この手の論者は往々にして(ハード)SFとの親和性が高い(例えば、冒頭にツイートを引用したnakatsu_sこと中津宗一郎はSFの編集をしてる)こと。

 

 

 

 

そもそも、「歴史的植民地化」なんてしなくていいのが問題。

逆である「ライトノベル者から見たSF史」なんてないでしょ。 

では何故「歴史的植民地化」が行われるかというと、おそらくSF者のラノベに対する歪んだ選民意識が理由でしょうね。

(ハード)SFは緻密な理論を基に世界を構築していくため、作者にも読者にも高度な科学的リテラシーが要求される。とすると、どうしてもコミュニティへの参加者は限られてしまう。いいか悪いかは別として。

一方でラノベには緻密な理論が要求されず、いわゆる「ゲーム的世界観」でも書籍化は可能であり、しかも『このすば』の暁なつめ先生のように、ニートから億万長者となった作家もいる。コミュニティへの参入障壁が低い。

そうした「高学歴の文化」であるSFの人間にとって、「低学歴の文化」であるラノベが若者世代から注目を浴びている様子を見ていると、まるで知性を侮辱されたかのようで我慢ならなかったのかもしれない。

あるいは、「ラノベの世界観はSFと比べて『劣っている』から、我々が啓蒙して『優れた作品』にしてあげよう」とでも思ったのかもしれない。

 

けれど「理論の緻密さ」というのは絵画における写実性みたいなもので、作品を評価する上での一つの基準に過ぎないわ。

全ての絵画を「写実的か否か」だけで評価するのが愚かであるように、全てのラノベを「理論が緻密か否か」だけで評価するのもまた愚かよ。 

相手へのリスペクトを欠いた「自文化中心主義」的な振る舞いでハードSFの基準を他作品・他コミュニティにも適用し、それを批判されると外部に責任転嫁してしまうのが嫌われる要因なのであり、決して「コンプレックスを抱えているから」ではない。

 

 

  

結局のところ「ラノベにも評論家が必要だ!」という主張の動機は、「売上が低迷しているラノベ業界を救いたい!」というものではなく、「SF(あるいは古典や純文学)の基準でラノベの良し悪しを判断しよう!」という他文化侵略の正当化に過ぎない。

 

 

 

そうした意見を聞き入れてラノベ評論に権威を持たせたところで「なろう系ばっか読んでないで古典も読もう!」「ラノベばっか読んでないでSFも読もう!」と悪質な布教活動にラノベを利用されるのがオチでしょうね。

 

togetter.com

 

togetter.com

  

ラノベに評論家が必要だ」と語る人間は、評論家として相応しい人物じゃないわ。

「侵略者」にオールを預けたがるラノベ読者が、果たしてどこにいるのかしら?

 

おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

TOKIO『宙船』)

 

ライトノベル史入門  『ドラゴンマガジン』創刊物語―狼煙を上げた先駆者たち