とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

【#たんもし】『探偵はもう、死んでいる。』の推薦コメントを書いたわよ!

情報解禁!

 

 

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2019年はあたし大躍進の年ね!

ネットレビュー大賞受賞したり、パンタポルタに記事書いたり、ブログの外側にも活躍の場がどんどん広がってるわ!

twitterではあたしの天才的な文章が大好評!

 

 

 

あたしのブログでも『たんもし』を盛り上げるコンテンツを予定してるから、公開まで特設サイトでも見ながら楽しみに待ってなさい!

 

mfbunkoj.jp

【#ボチオタ】あたしのブログもJKに読まれてるのかしら?――『ボッチのオタクである俺が、学内屈指の美少女たちに囲まれていつの間にかリア充呼ばわりされていた』

ボッチのオタクである俺が、学内屈指の美少女たちに囲まれていつの間にかリア充呼ばわりされていた (講談社ラノベ文庫)

 

あらすじ

オタクで友達もおらずクラスで馬鹿にされている高校生・神崎海斗。ネットで知り合った顔も知らない女の子とのやりとりだけを楽しみに、ボッチ街道を驀進する日々を送っていた。しかし父親の再婚に伴い、学園一の高嶺の花で才色兼備の美少女・桃井咲姫と、その妹の優しくてかわいく胸も大きい桃井桜が、突然家族になってしまう! 桜には猛烈に懐かれるものの、咲姫は海斗を見下し険悪なムードに。そんなある日、咲姫が大財閥のご令嬢・西条雲母に目をつけられ、弱みを握られ窮地に陥る。姉の異変を察した桜の頼みで、事態収拾のため奔走する海斗。ボッチでオタクの海斗は咲姫を救うことができるのか!? 「小説家になろう」で大人気の超正統派ラブコメ!!

 

講談社ラノベ文庫初レビュー。

単体の作品レビュー以外なら、以前五選シリーズで紹介はしたけど。

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

この作品を取り上げるきっかけになったのは芽羽のツイート。

 

 

 

ラノベブログ書いてたら美少女がコメントに来て、しかも友達になってくれるなんて最高じゃん!

 

もしかしたら、あたしのブログもJKの読者がいるかもしれないってことでしょ!?

ラノベ読みは社会人やおっさんばかりであたしと同年代の読者が全然見当たらないから、ずっと寂しかったのよね。

これは更新しがいがあるわ!  頑張らなきゃ!

 

あと、前回レビューした藤井論理先生と同様に、ネコクロ先生もtwitterであたしの記事紹介してくれるだろうってのも本作のレビュー理由よ。

 

 

作品情報

『ボチオタ』は講談社ラノベ文庫では珍しく、なろうからの書籍化作品。

なろう発だと、他にも『業焔の大魔導士 ~まだファイアーボールしか使えない魔法使いだけど異世界最強~』や『ボチオタ』と同月発売の『サキュバスアイドルの契約者(フルコース) ボクっ娘サキュバスと秘密のルームシェア』があるわね。

 

kc.kodansha.co.jp

 

kc.kodansha.co.jp

 

書籍版はウェブ版15話までの内容がまとめられてて、キャラ紹介やプロローグを除くと185話まで進んでるから、今後も書籍化するなら10巻を超える大ボリュームね。 

 

ネット上では乙女な一面を見せる咲姫!

メインヒロインの咲姫、表紙で微笑んでる様子は可愛いけど学校ではかなり冷徹。

告白してきた男子を「キモい、無理」って容赦なく切り捨てるし。

 

頭の良さからくるプライドの高さがあるのか、思ったことは遠慮なくズバズバ言うタイプ。口絵や挿絵からも性格の悪さが滲み出てるわね。

後述するように、この性格の悪さが問題を引き起こすわけだけど……

 

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学校ではクールな完璧美少女を演じてる咲姫、実はラノベ好きなオタクで『私も読み終わったよ~ヾ(≧▽≦)ノ 今回も先生と白猫ちゃんのコンビがよかったね~(*´▽`*)』って海斗のラノベブログにコメントする、乙女な一面が超かわいい!

 

顔文字使いたくなるって気持ち、分かるわ! 文章がキュートになるもの!

(あたしは年齢的にはJKなのに、何故か使おうとは思わないけど……)

『どうしよー、これから新しい家族が出来るんだってー(>_<) 知らない人と家族になるなんて、無理だよー(ノД`)・゜・゜(最後の顔文字が微妙にウェブ版と違ってる)』みたいなメッセージを日常的に受け取れるなんて最高よ!

 

あたしも咲姫(ネット上だと花姫というHN)のコメントが欲しい!

咲姫はおすすめされればエロいラノベも読んでくれるから、試しに『VRエロゲー』紹介したらどんな反応返ってくるのか気になるわ!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

あるいは、『絶対彼女作らせるガール!』『ねとふみ』辺りを勧めたら

 

「『絶カノ』読んだ? エレナとエロいことしたくならない?」

「王女様のえっち! 女子なのに心がおっさんすぎ(>_<) けどエレナのクールな雰囲気には思わず惚れちゃうかも……」

 

「『ねとふみ』、マイナーだけどいい作品よね!」

「うんうん! 佳奈ちゃん可愛いよね~(*´▽`*) あんな娘と一緒にゲームできるなんて最高の環境だよ~ヾ(≧▽≦)ノ」

 

てことになるかも!?

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

「お兄ちゃん」って懐く桜が可愛い!

咲姫もいいんだけど、『ボチオタ』のキャラでは桜が一番好き! 

 

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学校では後輩、家では妹で、あたしこういう年下属性に弱いのよね~。

「先輩」「お兄ちゃん」って懐く姿が心のちんこを刺激するわ!

 

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道に迷ってるのを助けたら海斗に懐いたの! ちょろすぎぃ! 

くぅ~! ちょろすぎて心配になっちゃう!

海斗がチャラ男だったら道案内の後に、

 

「桜ちゃん、おっぱい揉ませて!」

「はい、先輩!」

 

「桜ちゃん、いい香りのする体を抱きたい!」

「お礼にどうぞ、先輩!」

 

「桜ちゃん、俺とセックスしようよ!」

「いいですよ、先輩!」

 

なんて展開になってたかも!?

 

不満点 

海斗の文化資本が高すぎる

この手の「主人公がぼっちでオタクな作品」って、主人公は特筆すべき取り柄のない平凡な人間に描かれることが多いわよね。

海斗は趣味でプログラミングをしてるんだけど、いろんな会社と取引してる実績があって、高校生の時点で普通のサラリーマンよりも稼いでるのよ!

 

文化資本高すぎぃ! 

独自言語を開発してこの前話題になった開成中学生レベルじゃん!

 

www.bcnretail.com

 

文化資本が高いだけじゃなくて家族関係も良好。

海斗は中学生時代にトラブルを起こしたのがきっかけで悪評が街にまで広まり不登校になっちゃうんだけど、父親が大病院を辞めてまで(多分別の町に)海斗と一緒に引っ越したの。

 

ストーリー上必要かもしれないとはいえ、これだけ環境に恵まれてると「別にボチオタでも問題ないんじゃ?」って感じちゃうわね。

 

雲母がクズ

芽羽も「この辺りの展開は結構好みがわかれますかね?」って書いてたけど、雲母が完全に人間のクズなのよね。

 

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財閥の令嬢である自分に対しても面と向かって物を言う咲姫が気に入らないみたいで、咲姫に万引きの濡れ衣を着せた後、それをネタにして咲姫をパシらせたり卑猥なポーズをさせたり、挙句の果てには「逆らえば桜にも手を出す」と脅したり、金と権力に物を言わせてやりたい放題。

 

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当然海斗に懲らしめられるんだけど、雲母は最後までゲスな悪役だったからいい印象を抱けなかったわ。なろう版を見ると反省はしてるみたいだけど。

 

  神崎海斗――見た感じ陰キャのオタクにしか見えない男子。

 目立った感じが無く、一日二日ならクラスに居なくても気づかれないほど存在感が薄い。

 話しかけてもまともに目を見て話す事すら出来ない――話しててイラつくような男子。

 それが神崎海斗という人間だった。

 

 でも、今私が抱いてる彼の印象は違った。

 

 彼が陰キャに見えるのは前髪が長すぎて目が見えないからだ。

 私は一度だけ彼の顔をきちんと見た事はあるけど、正直そこら辺のアイドルよりは遥かにカッコよかった。

 あの前髪の下には凛としたカッコイイ目が隠れてるの。

 

 それに、本当の性格はまともに喋れないどころか、結構上から物を言うタイプだ。

 何故彼が学校で猫を被ってるのかは、はっきりとした理由はわからないけど、過去にあった出来事が原因というのはわかっていた。

 

 そんな彼に、私は今付きまとってる。

 

 ……なんでって?

 決まってるじゃない。

 私が彼の彼女だからよ。

 

 ――と言うのは、私が彼とした約束を無理矢理そう言う風にしてるだけなんだけどね。

 だって、そうしないと私は彼の傍に居られない。

 

 私はそれほどの事を過去にしてしまっている。

第25話「手を出せば社会から消すよ?」

 

ただ、雲母もヒロインレースに参加させるなら、反省してるエピソードは1巻に入れといたほうが良かったかもね。