東京の立川市の格安物件に引っ越した鈴木トオル。
マンションのあまりの安さに幽霊でも出るのかと思いきや、なんとダンジョンとつながっていた!
ゲーマーのトオルは、ディスカウントストアで購入した日本のアイテムでダンジョンの探索を始める。
ダンジョンで助けた誇り高い金髪の女騎士、トオルをご主人様と慕う白スライム、孤独なエルフの女魔法使い。
彼女たちはダンジョン内にある快適な部屋の魅力にもうメロメロ!
さらにディスカウントストアで買ったコスプレ服を着させると、ステータスが大幅上昇!?
トオルは日本のアイテムを使ったモンスター狩りを計画。徐々にレベルを上げて、スキルを獲得していき……。
「異世界×日本」+「冒険×日常」の超やりたい放題新感覚ファンタジー小説!
東国不動先生に「王女様頼むでw」と依頼を受けたからレビュー。
この前スペシャルサンクス キャンペーンに参加したから、巻末にあたしの名前が載ってるのよね。『ネット小説家になろうクロニクル』以来だわ。
で、感想なんだけど、ゴミ。
読む前は結構期待してたわ。
ただね、読んでてめっちゃ退屈なのよ。
まず物語の密度が薄すぎ。
一一八ページまで延々女騎士と会話してるだけ。
この程度の内容に三章も費やすとかバカなの? 読者舐めてるの?
しかもヒロインの存在感が皆無。
「この作品のヒロインってどんなキャラ?」って聞かれても、「女騎士」「エルフの魔法使い」以上の情報が出て来ないのよね。印象的な言動がない。
あとシズク(白スライム)が変身能力を見せる描写がキモい。
「ご、ごめんなさい。これでも軽くスキャンしたんですが」
「スキャンて何を?」
白スライムはまた人形サイズのリアに戻った。
小さいとはいえ完全にブルマをはいたリアだ。
顔も凛々しい美少女に見える。
「えへへ。まあ見ていてください」
「だから何をさ?」
僕が聞くと、リアに扮した白スライムは、またブルマとパンツを一緒に下ろした。 やはり手の平で自分の目を隠す。
「だからそれは止めろって!」
「ちょっとだけでいいから見てください」
見ろと言われたら仕方ない。
目を隠している手の平の指を開いて、リアの姿の白スライムがブルマを脱いだ箇所を見た。
「うわあああああああああああああああああああ!」
リアの股間に僕の見慣れたアレがあああああぁ!
バッカじゃないの?!
どこの世界にふたなりが読みたくてなろう系を手に取る読者がいるのよ!
第二の『とんスキ』を目指してた*1んでしょうけど、完全に大失敗。
褒められる箇所が一つもない駄作。

僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 (ツギクルブックス)
- 作者: 東国不動
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
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*1:作中に登場するディスカウントストアの名前が「トンスキホーテ」だし。