とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

レーベル説やパッケージ説支持者は「ラノベを書く」という矛盾をどう説明するのか?

ラノベ特有の――あるいは顕著な――内容は存在しない。

このイデオロギーを正当化するために、ラノベ読みは二つの説をでっち上げたわ。

 

一つはレーベル説。

ラノベかどうかは出版されたレーベルで決まり、内容とは無関係であると。

 

もう一つはパッケージ説。

ラノベかどうかは外面的な形式で決まり、内容とは無関係であると。

 

ラノベ界隈の「内容に基づく分類アレルギー」は凄まじく、少しでも内容に言及しようものなら「雑語り」「クソ王女」と罵倒される運命が待ってる。

  

一方で、新人賞やコンテストの主催者はラノベと内容の関連性を示唆してるわ。

例えばエブリスタ。

 

 

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レーベル説やパッケージ説の人間からしてみれば「内容がライトノベル」なんてナンセンスでしょうね。

 

でもそうなると「ラノベとそれ以外の小説では読者層が違うけど、中身に違いはない」ということになるわ。

本当にそうだって断言できるかしら?

好きラノ2017上期に投票するわよ!

ふふん、今回は気合入れたわよ!

 

できるだけ多くの作品を紹介したいから、期間内に続刊が何冊か出てる作品でも、一巻あるいは最新刊しか投票してないわ!

このブログでレビューしてる作品はリンク貼ってるから、ついでにチェックしなさい! 

 

書き方は村人のブログを参考にしたわよ!

 

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (GAノベル)

スローライフを300年続けてたら、世界最強になっていました。
……スライムを倒しすぎたせいで。

森田季節が贈る「小説家になろう」人気作!
日間1位、週間1位を獲得! 累計5,000,000PV突破の異世界アットホームコメディが待望の書籍化! !

スライムの故郷には秘密がいっぱい!?
本書だけの書き下ろし短編「娘の里帰り」も収録



現世で過労死した反省から、不老不死の魔女になって、
スローライフを300年続けてたら、いつの間にかレベル99=世界最強になっていました。
生活費を稼ぐためにこつこつ倒してたスライムの経験値が蓄積しすぎたせいみたいです……。
そんな噂はすぐに広まり、興味本位の冒険者や、決闘を挑んでくるドラゴン、
果ては私を母と呼ぶモンスター娘まで押し掛けて来るのですが――。

「だから、道場じゃないんだから道場破りに来ないでよ……」

冒険に出たことないのに最強……って、どうなる私のスローライフ! ?  

あたしのレビュー:森田季節先生の百合百合まったりスローライフファンタジー~紅緒先生のシコれるイラストを添えて――『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』  

【17上期ラノベ投票/9784797390445】

 

女神の勇者を倒すゲスな方法 「おお勇者よ! 死なないとは鬱陶しい」 (ファミ通文庫)

女神に祝福されし勇者の天敵は、人類最大の裏切り者!?

「勇者共をどうにかしてくれ!」いきなり剣と魔法の世界に召喚された外山真一に召喚主の“蒼の魔王”は土下座で頼み込んできた。魔王は可愛い娘のために、美味しい食料を求め人間界に来ただけで、人類に危害を加える気はないらしい。なのに殺しても蘇える勇者達に毎日襲撃され困っていたのだ。せっかく異世界に来たんだし、と真一は勇者撃退に乗り出すが、彼の策略は魔族すらドン引きするものばかりで――!! 第18回えんため大賞特別賞受賞作、魔王の参謀となった少年の勇者攻略譚、登場! 

 あたしのレビュー:チョロイン僕っ娘勇者最高っ!――『女神の勇者を倒すゲスな方法「おお勇者よ! 死なないとは鬱陶しい」』 

【17上期ラノベ投票/9784047344518】

 

最強の種族が人間だった件 3 ロリ吸血鬼とのイチャラブ同居生活 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

謎めいた魔族・グレイスを余裕で退けた俺は、新たに仲間になった吸血鬼のカノンとイチャラブしながら平和な日々を堪能していた。リアと連れだって初の冒険に出かけてみたり、俺を総帥とする「人間軍」なるものができて勢力を増したり、全て順調に見えたが、ついに王都から人間=俺を討伐のための軍隊が出発して……!? 究極のストレスフリー・ファンタジー絶好調の第3巻!!

 あたしのレビュー:オレっ娘ダークエルフの出番もっと増やしなさいよ!――『最強の種族が人間だった件 3 ロリ吸血鬼とのイチャラブ同居生活』

【17上期ラノベ投票/9784086311731】

 

(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。【電子特典付き】 (MF文庫J)

【問】《地平》に新たな異世界勇者が現れました 【答】今すぐ地球に追い返せ! 死闘の末、異世界を救った俺はこれからの人生を勝手気ままに謳歌しようとしていた。だが、何故かその後も地球からの転生勇者がここ《地平》にわんさか湧いてきやがる。ふざけんな! この世界は俺のものだ! 女聖騎士も魔王の少女も、エルフも獣人も、一般人も、この世界にある全てのものは、絶対誰にも渡さない! ニート? チート? 居酒屋? 自衛隊? 誰が敵でも関係ねえ! 他の勇者は、絶対俺が地球に追い返す! 知恵と勇気とハッタリであらゆる異世界勇者を追い返す、ドタバタファンタジー開幕!

あたしのレビュー:伊藤ヒロ先生と荻pote先生と担当編集の、並々ならぬJKへの思い入れ――『(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。』 

【17上期ラノベ投票/9784040691480】

 

なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか? (GA文庫)

すまんな。その攻撃は予習済みだ!

「教えてやろう。勉強は最強だ! 」

異能に目覚めし『覚者』が集まる学園でただ一人、ひたむきに勉強に打ち込む男がいる。
その名は神堂学斗。
戦闘力至上主義のこの学園では決して評価されない『学業』を極めた学斗は……正に連戦連勝!
学術的知識を過度に過剰に応用すれば

ゴム手袋で電撃を無効化! 暗記術で不良どもを撃退! 超音波でテロリストを一網打尽! 量子トンネル理論で敵アジトに直接攻撃!

「って、そんなわけないでしょ!?」
しかも勉強オタクのくせに序列第1位を目指すって、頭が良すぎてむしろバカ!?

勉強オタクが己の信念を貫き通す、知識欲王子の学園下剋上ゲーム、開幕!!

 あたしのレビュー:GA文庫に相応しい、王道を歩む傑作――『なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか?』

【17上期ラノベ投票/9784797391800】

 

元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~ (GA文庫)

おお勇者よ。重版連発とはおめでたい!

異世界の危機をその手で救った少年、刃桐創一。
勇者の使命を終え、現代日本に帰った彼が最初にやったこととは

――異世界での冒険をそのままライトノベルに書いちゃった!
実体験ならではのリアリティが絶賛され、即デビュー&人気作家の仲間入り。
だが貴重な経験ストックをわずか三巻分で使い尽くし……

「うおおお、続きが書けねえーっ!!」
迫る納期! 重すぎるファンの期待!
さらに担当編集は――

「お前、倒したはずの破壊神だろ!?」
ネタを破壊しまくるかつての宿敵登場で、どうなる俺の印税生活!?

異世界帰りの勇者さま、ラノベ書いたら大ヒット!
最強だけど締め切りには完敗。
元勇者の実録切り売りストーリー! 

 あたしのレビュー:のじゃロリ破壊神との甘々な関係にときめき!――『元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~』 

【17上期ラノベ投票/9784797391794】

 

物理的に孤立している俺の高校生活 (ガガガ文庫)

残念系異能力者が紡ぐ青春未満ラブコメ!

波久礼業平は異能力者高等専門学校の2年生である。彼には友達がいない。それもこれも彼の持つ能力、無意識に半径1m以内の人間のエネルギーを吸い取る、いわゆる「ドレイン」のせいである。
周囲からは露骨に距離を置かれ、モテる兆しは全くないし、そもそも友達がいない。定位置はクラスの一番後ろ。机から半径1mの位置に侵入注意のテープが貼られている。スクールカースト底辺というより範囲外といったほうが正しい。
「形態変化とか自分よりキモい感じの異能力者にだって友達がいるのに、おかしいだろ! 世の中まちがってる!」
彼の鬱屈とした感情は爆発寸前だった。
そんな悶々とした彼に声をかけたのは、校内で誰もがその名を知る孤高の毒舌少女、氷の姫こと高鷲えんじゅ。ひょんなことから彼女の秘密を知ってしまった業平は、彼女から友達を作る『同盟』を持ちかけられる。思わぬ提案に心を躍らす業平だったが、とても簡単なことを失念していた。「類は友を呼ぶ」ということわざの存在を……。そして、そんな悩みを抱えたぼっちは彼らだけではないということを……。

不遇な異能力のせいでぼっちになっている負け組たちが巻き起こす、学園異能力ライフ!

 あたしのレビュー:色彩の魔術師、Mika Pikazo先生の手腕光る表紙――『物理的に孤立している俺の高校生活』 

【17上期ラノベ投票/9784094516609】

 

友人キャラは大変ですか?2 (ガガガ文庫)

【第二部】一郎、魔神と友達になる!?の巻

【~前回までのあらすじ~】
俺の名は小林一郎。“本物の主人公”火乃森龍牙の親友だ。
龍牙の衝撃の事実を知ったことで色々あったものの、それでも俺たちの友情は盤石、まさにベストパートナー、ベストフレンドシップを築いていた。

なのに、何故こんなことに……。

「旦那はいいなぁ。俺も龍牙たんとイチャイチャしたいなぁ」
「どんな魔神だ! お前はラスボスとしての矜恃を持て!」

第一部のラストで、なんの変哲もない友人キャラ(俺)に取り憑いた魔神トウテツ。ラスボス四凶の一人。
こいつがまさか、龍牙のファンになってしまったのだ!!

「何でしたら残りの四凶、俺がやっちまいやしょうか? 使徒たちも殲滅しやしょうか?」
「どんな超展開だ! おかしいだろ第二部!」

しかもこの魔神トウテツ、俺とそっくりの外見をしているのだ。こんなやつに自由に出歩かれたらたまらない。
ラスボスとして、ちゃんと龍牙に倒してもらうしかねえ。そして、俺は友人キャラに回帰するのだ!!

――ベストフレンダー小林がおくる名助演ラブコメ、第二部「魔神と友達!?」編、開幕!

 あたしのレビュー:締め切りまでに執筆予定

【17上期ラノベ投票/9784094516753】

 

縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!! 彼女が高校デビューに失敗して引きこもりと化したので、俺が青春をコーディネートすることに。 (電撃文庫)

おいヒッキー幼馴染よ。今日からお前は――俺の着せ替え人形だ!

俺・小野友永は女の子に服を縫い上げ、脱がせ、着せかえるのが生きがいの紳士だ。ところがある日、今まで俺の望むまま着せ替え人形となっていた妹・みちるから突然、「お兄ちゃんの服は着ない」宣言をされてしまった! なぜだ!? 俺の服の何がいけなかったというんだァァァアアア!?
失意に沈む俺だったが、偶然にも深夜のコンビニで疎遠になっていた幼馴染み・凛堂鳴と再会した。しかしその姿はオールグレーのスウェット上下!? 色気のカケラもない上に体型が2年前と変わらない幼女のままだ……。聞けば、キメすぎた服装で高校デビューに大失敗して以来、残念なヒキコモリ生活を送っているらしい。体型が残念なのは遺伝らしい。
この運命的な利害の一致により、俺は新たな着せ替え人形をゲット……もとい、鳴の青春をコーディネートすることに! 

 あたしのレビュー:締め切りまでに執筆予定

【17上期ラノベ投票/9784048927413】

 

俺は魔王で思春期男子! (ダッシュエックス文庫)

勇者とかいう野蛮人に倒されたふりをして魔王生活をやめた俺は人間界へ!人間社会の勉強をして不毛な争いがこれ以上起こらないように…あ!リアルJK!スカート短くていいねっ!通い始めた学校に、俺を倒した勇者パーティのやつがいたのには驚いたし、つっかかってくる生意気な赤毛の女の子がいたりするけど、友達もできたしJKと戯れたり不良を懲らしめたり巨乳の女教師と戯れたり…、たまに魔王の最強の力がバレそうになっても、俺は憧れてた“ふつう”の高校生活を絶賛エンジョイ中!自由すぎて横暴な元魔王の規格外学園コメディ開幕!!小説投稿サイト「E★エブリスタ」第1位作品!! 

 あたしのレビュー:締め切りまでに執筆予定

【17上期ラノベ投票/9784086311670】

この敬語JKがシコい!――『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (角川スニーカー文庫)

 

文芸編集者になるはずが、なぜかラノベ編集部に配属された黒川清純。作家の下ネタ電話にいつも涙目の先輩、会社に寝泊まりしてゲーム三昧の副編集長、失踪中の編集長…。さらに担当の打ち切り崖っぷち作家は「書きたいものが分からないの」とスランプで、頼みの天才JK作家は「まだ降りてきてないんです」って、いつまで待てばいいんだよ!!誰か俺と一緒に最高の物語を創ってくれ! 

 

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『物理的に孤立している俺の高校生活』 のレビューでMika Pikazo先生の表紙を大絶賛したけど、キャラのシコリティはそれほど高くないってのがこれまでの評価だったのよね。紅緒先生の足元にも及ばないわ。

 

画風が安定してないのよ。「あ、これ先生の絵だ!」って分かる特徴に欠けてる。

『物理的に孤立している俺の高校生活』『最強呪族転生 ~チート魔術師のスローライフ~』『キラプリおじさんと幼女先輩』『異世界監獄√楽園化計画』の表紙を見比べても、同じイラストレーターが書いたとは思えないし。

注意深く観察するとなんか似てるかも、ってレベル。

 

イラストレーター買いさせるほどの力はないから、春日部タケル先生がtwitterで本作の宣伝をしてても全然買う気にならなかったのよね。

 

でも、オーディオドラマを聞いて気が変わったわ! 

ヒロインの天花がめちゃめちゃ可愛いのっ!

 

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なんと、CV阿澄佳奈の敬語JKなのよ!

 

声も性格もニャル子っぽくて、聞いてるだけでめちゃシコだし!

おっぱい揉ませてくれるよう頼むと「はいはーい! どうぞお揉みください!」ってOKしてくれそうなチョロさもありそうでいいわね!

 

キリッとした表情と、ブラウスからはみ出したおっぱいが目につくオーディオドラマのサムネイルも好きよ!

 

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春日部タケル先生の骨格にMika Pikazo先生が肉付けし、最後に阿澄佳奈が魂を吹き込む三位一体の造形。 

Mika Pikazo先生は、誰かと組んでこそ力を発揮するイラストレーターだったのよ!

 

ここまで表紙とオーディオドラマの話しかしてないけど、本編の天花もシコれるシーン満載なの!

清楚系JKの固定観念を打破する積極的なボケ倒しが最高!

 

「分かりました。その理屈でいうと、天花のラブコメがつまらないのは、彼女に恋愛に関する知識が足りないから、という事ですね」

「まあ……そうなるのかな」

 俺と和先輩の視線が天花に向けられる。

「ふっふっふ。自慢じゃありませんが、中高とずっと女子校ですから初恋すらした事がありません!」

 なぜ若干ドヤ顔なんだろうか。

「もちろん……初痴漢もまだです」

 今度は謎のモジモジ、発動。

「はっ……黒川さん、問題の解決方法を思いつきましたよ!」

 そこで天花は何かを思いついたらしく、手をぽん、と叩いて――

「そうだ 痴漢、行こう。」

「京都行こ◯みたいに言ってんじゃねーよ!」

「じょーだんですよ。いくらなんでも犯罪はしませ――はっ!」

 そこで天花はまた同じように手を叩き――

「そうだ 痴漢、されに行こう。」

「なお悪いわ!……そもそも痴漢主人公っていうコンセプトがおかしいだろ。どう考えても路線変更すべきだ」

「そうだ 山手線はやめて京浜東北線に痴漢、行こう。」

「その路線じゃねえよ!」

 

本編の八割ぐらいはずっとジェットコースターのようにボケとツッコミの応酬で突き進んでくの!

ラノベ作家ものは世知辛い作品になりがちだけど、『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』はそんな暗い雰囲気を吹き飛ばしてくれるわ。

美少女キャラが軒並みポジティブなのも高評価ね。

 

 

色彩の魔術師、Mika Pikazo先生の手腕光る表紙――『物理的に孤立している俺の高校生活』

物理的に孤立している俺の高校生活 (ガガガ文庫)

 

残念系異能力者が紡ぐ青春未満ラブコメ!

波久礼業平は異能力者高等専門学校の2年生である。彼には友達がいない。それもこれも彼の持つ能力、無意識に半径1m以内の人間のエネルギーを吸い取る、いわゆる「ドレイン」のせいである。
周囲からは露骨に距離を置かれ、モテる兆しは全くないし、そもそも友達がいない。定位置はクラスの一番後ろ。机から半径1mの位置に侵入注意のテープが貼られている。スクールカースト底辺というより範囲外といったほうが正しい。
「形態変化とか自分よりキモい感じの異能力者にだって友達がいるのに、おかしいだろ! 世の中まちがってる!」
彼の鬱屈とした感情は爆発寸前だった。
そんな悶々とした彼に声をかけたのは、校内で誰もがその名を知る孤高の毒舌少女、氷の姫こと高鷲えんじゅ。ひょんなことから彼女の秘密を知ってしまった業平は、彼女から友達を作る『同盟』を持ちかけられる。思わぬ提案に心を躍らす業平だったが、とても簡単なことを失念していた。「類は友を呼ぶ」ということわざの存在を……。そして、そんな悩みを抱えたぼっちは彼らだけではないということを……。

不遇な異能力のせいでぼっちになっている負け組たちが巻き起こす、学園異能力ライフ!

 

青のブレザーと、黄色のノッチドラペル*1

ヤドクガエルカラーな西都高校の制服が異彩を放つわね。まさに青の時代。

Mika PikazoならぬMika Picassoだわ。

 

森田季節先生はアラサーだってのに、ぼっち描写がリアル。

現役高校生作家が書いてるんじゃないかってくらい生々しいわ。 

 

「もしかしたら、友達ができたら、案外しょうもなくて幻滅するかもしれないぞ」

「むしろ、『高校時代の友達なんて無価値だったわ~』ってドヤ顔で言いたいし。持ってないってただそれだけの理由で、私にとって友達は魅力的なの」

「わかりすぎてつらい」

 一度、どっかのウェブの悩み相談で、「ぼっちでつらいです」という悩みがあり、その回答が「ぼっちは恥じゃないですよ」というものだった。この回答者は頭が悪すぎると思った。

 恥かどうかなんて気にしてねえよ! ぼっちだという状態が苦痛なんだよ! 苦痛だから痛み止めをよこせと俺たちは言ってるんだよ!

「はっきり言って友達というものにどれぐらいの価値があるのか、私は知らない」

 視線が合わないまま、言葉だけが二人しかいない教室に響いた。

 もし、ほかの誰かがいれば絶対に口に出せない言葉だ。

 友達の定義について語るなんて、どう考えたって痛々しい。抽象論はマジ地雷だ。

「所詮、流行ってるから自分もほしいって次元のものかもしれない。そんな人間関係、大学生になったらきれいさっぱり忘れるのかもしれない。だとしても――」

 これまでで一番、高鷲の声が大きくなる。

 叫びにしては小さいけれど、それは絶叫に聞こえた。

「私は、いいえ、私たちは友達がいないことですごくつらい思いをしてる。どうしようもないぐらい居心地の悪さを感じてる」

 本当にそうだよ。

 友だちがいなくたっていいと大人なら言うかもしれない。もしかしたら「俺も昔は友達いなかったけど今では人生充実してるよ」とか言う大人もいるかもしれない。

 そんな言葉、なんの救いにもならない。

 俺たちの現実が、友達がいないというだけでどうしようもなく灰色なのだ。息苦しいのだ。高校生にとって、高校の生活は社会の八割ぐらいを占めてるのだ。その八割が灰色なのに改善されないままって、文科省ぶっ壊すぞ!

 

分かるわ~。

孤独だと、困っても相談相手がいないからあらゆる面でキツいわよね。

バカな大人は友達がいない辛さを理解できないから困るわ。

 

そんなぼっちの業平と同盟を組むのがえんじゅよ!

 

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のびのびえんじゅがキュート!

 

えんじゅはギャップがたまらないわ!

他人に「酢豚系パイナップル」「かさつきアブラゼミ」なんてあだ名を付ける鉄面皮な毒舌少女なのに、ココロオープンの電光掲示板では素直に返答してるし!

おっぱい揉んだらどんな反応するのか想像すると……

 

業平を「グレ君」って君付けで呼んでくれる点にも萌え!

村人もコメント欄で同意するほどよ!

 

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そんな毒舌家のえんじゅだけど、上に書いたように根は素直。

心の底から業平を理解し、業平のために動けるいい娘なの。

 

「私は同盟相手が間違えた道に進もうとしたら、止める義務がある。私はグレ君が友達を失うことを見過ごさない。ここで逃げたらグレ君が絶対に後悔する」

 ずっと、高鷲えんじゅという女子は虚勢を張って生きてると思っていた。

 勝気な表情も、口が悪いのも、全部が全部、ポーズだと思っていた。

 そうじゃなかった。そんなのは全部高鷲の意志の強さが作ったものなんだ。

「私はグレ君が友達を作れるように努力してきた。カラオケボックスではひどい目に遭わせたけど、どうにか菖蒲池さんが見つかったじゃない。グレ君も私のためにあれこれ考えてたわよね。そこにウソはなかった、だったら、同盟は破られてない!」

 負けた。これじゃ、逃げられない。目の前の高鷲から逃げられない。

「同盟相手として言うわ。グレ君は彼女と向い合いなさい。戦いなさい。異能力のせいにするのを今回だけはやめなさい。それで傷ついてみればいいのよ。もしかしたら、傷つかずにすむかもしれないし、それでボロボロになったのだったら――」

 ようやく俺の指を離し、元の位置に戻って振り返ると――

 高鷲は自分の胸に手を当てて笑った。高鷲にしては少し爽やかすぎた。

「私のところに戻ってくれば? 単純なグレ君の気持ちぐらい全部わかるから」

 

こういう対等な関係って素敵!

遠慮せず互いにぶつかり合えるからこそ、見てて清々しいわ。

 

 

*1:下襟の一種。

のじゃロリ破壊神との甘々な関係にときめき!――『元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~』

元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~ (GA文庫)

 

おお勇者よ。重版連発とはおめでたい!

異世界の危機をその手で救った少年、刃桐創一。
勇者の使命を終え、現代日本に帰った彼が最初にやったこととは

――異世界での冒険をそのままライトノベルに書いちゃった!
実体験ならではのリアリティが絶賛され、即デビュー&人気作家の仲間入り。
だが貴重な経験ストックをわずか三巻分で使い尽くし……

「うおおお、続きが書けねえーっ!!」
迫る納期! 重すぎるファンの期待!
さらに担当編集は――

「お前、倒したはずの破壊神だろ!?」
ネタを破壊しまくるかつての宿敵登場で、どうなる俺の印税生活!?

異世界帰りの勇者さま、ラノベ書いたら大ヒット!
最強だけど締め切りには完敗。
元勇者の実録切り売りストーリー!

 

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庄司智のラノベ編集者NIGHT! SIN 【第6回】で印税生活に触れた矢先のタイムリーな出版。ちょうどいいタイミングね。

今日で辞めちゃう、本の王国浜松西店の店員もおすすめしてるし。 

 

 

こりゃ負けてられないわね!

あたしも承認欲求を満たすためにレビューするわよ!

 

あたし、『はたらく魔王さま!』みたいな呉越同舟コメディが大好きなの!

あらすじ見て速攻で買ったわ!

 

破壊神のくせにビビリな梨々が『魔王、配信中!?』のイスティっぽくていいわ!

かつての力を失ってる点も一緒だしね。

自分から一方的に創一を攻撃しておいて、ショボい呪文しか発動しない姿がどこか愛らしいわ。 偉そうな口調と臆病な姿のギャップ萌え!

 

 「問答無用じゃ! いでよ【永劫焔獄無限迷宮】!」

「ぐっ……!?」

 間に合わない……!

 リリィはニヤリと笑みを浮かべ、無防備な俺へと力を叩き込む!

 その小柄な体から紅蓮の光が放たれて、目を固くつむったその刹那――。

 かすかな熱を孕んだ風が、俺の頬をするりと撫でた。

「……は?」

(略)

「…………エアコンでもつけたのか?」

「ちっ、ちが……! いまのはただの準備体操ぞ! 今度こそ覚悟せよ
!」

 そうしてまたリリィは必死の形相で呪文を唱えて――。

「いでよ……! 【永劫焔獄無限迷宮】!」

 ふんわり。

 先ほどよりかは、幾分熱い風だった。

ハロゲンヒーターかな?」

「うぐーっ!」

 リリィは顔と、ぴんっと長い耳まで真っ赤にして唸る。

 しかしそうかと思えば床に腰を落として、がっくりとうなだれてしまうのだ。

(略)

「うぐうぐ……このままわらわはギッタギタのメッタメタに乱暴されて、こっ、言葉では言い表せぬような恥辱のかぎりを尽くされるのであろう……ならば、か、かくなるうえは……!」

「は、え、ちょっ……ちょっと待てぇえええええええ!?」

 

あらすじや口絵やGA文庫の立ち読みだとほとんど分からない*1けど、梨々はのじゃロリなの! ちゃんとキャラの属性は試読部分に盛り込みなさいよ! セールスポイントでしょ!

妹の登場ページはカットするか後回しにして、とっととヒロイン紹介しなさい!

 

……まあそれは編集が悪いとして、霜野おつかい先生は『魔王と姫と叡智の書』からキャラを立たせるのが大分上手くなったわね。

仕事を通じて梨々のデレがどんどん進行していく様は、あまりの甘さに読んでて砂糖を吐き出したくなったわ。すっごい。

初めての打ち合わせでいきなりこれだもの。

 

「……ハギリ先生よ」

「うっ、な、なんだよ」

 梨々は固い面持ちのまま、ゆっくりと口を開く。

 先ほど魔術をぶっぱなそうとしたときよりも、なぜか威圧感は割り増しだ。

 さてどんな言葉が飛び出すのか……ごくりと喉を鳴らしたその瞬間。

 梨々はまっすぐ右手を差し出し、頭を深く下げてこう言った。

 

「握手してくだされ!」

 

「………は?」

 今、なんて言ったこいつ。

 固まる俺の手を強引に取り、梨々はぎゅっぎゅと強く握りしめた。

「おお……この手であの傑作が生み出されておったのじゃな……感激じゃ! ぎゅうう!」

「ちょっ、まっ、ああっ!?」

 挙げ句の果てに頬ずりされて、そのたわわな胸に抱きしめられる始末。深い谷間に俺の手が吸い込まれてしまう。暖かいし柔らかいしで、体温が一気に上昇する。 

 そのうえ梨々はなぜか感極まったような蕩けた顔をするのだ。

 これではまるで、俺が梨々の胸を揉みしだいているかのようで――。

 

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あっまーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっっっっっっっっ!!!!

死闘を繰り広げた関係には全然見えないし! なにこのちょろイン!? 

 

破壊神とは思えないくらいピュアなのよね。

敵対してた創一のファンだと、本人の目の前で包み隠さず宣言するし。

 

「わらわは、ハギリ先生の大ファンなのじゃ!」

「…………は」

 対する俺は、しばしフリーズしてしまうのだ。

「ふぁ、ファン……? 誰が……誰の?」

「わらわがおぬしのファンなのじゃ」

 梨々はもう一度造作もなく言い放った。

「わくわくする冒険の連続に、魅力的な登場人物。そしてなにより息遣いが感じられるほどリアルな世界。それらすべてに魅了されてのう。既刊三冊、すり切れるほど読んだ」

 梨々はうっとりと目を細めて笑う。

「だから四巻、ずっと待っておったのじゃ」

「っ!?」

「過去のことは水に流し……これからは担当編集として、ともに作品をつくっていけたらうれしいぞ!」

 梨々はもう一度、満面の笑みで右手を差し出す。

 

全体的に『はたらく魔王さま!』の亜種的な作品で、イラストレーターは勇者の仲間、編集長は破壊神の右腕、創一を殺そうとした腹心は先輩ラノベ作家*2と、異世界関係者でわいわいやってくスタイル。

 

マジで梨々が可愛いから、表紙や立ち読みやこの記事でキュンと来たらおすすめ。

エピローグで描かれる、創一と梨々の白昼堂々のラブロマンスは激甘よ。

 

 

 

*1:bookwalkerの試し読みなら一七九ページまで読める。

*2:ネタバレだけど、メロンブックスの特典に名前が出てる。

GA文庫に相応しい、王道を歩む傑作――『なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか?』

なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか? (GA文庫)

 

すまんな。その攻撃は予習済みだ!

「教えてやろう。勉強は最強だ! 」

異能に目覚めし『覚者』が集まる学園でただ一人、ひたむきに勉強に打ち込む男がいる。
その名は神堂学斗。
戦闘力至上主義のこの学園では決して評価されない『学業』を極めた学斗は……正に連戦連勝!
学術的知識を過度に過剰に応用すれば

ゴム手袋で電撃を無効化! 暗記術で不良どもを撃退! 超音波でテロリストを一網打尽! 量子トンネル理論で敵アジトに直接攻撃!

「って、そんなわけないでしょ!?」
しかも勉強オタクのくせに序列第1位を目指すって、頭が良すぎてむしろバカ!?

勉強オタクが己の信念を貫き通す、知識欲王子の学園下剋上ゲーム、開幕!!

 

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『魔王と姫と叡智の書』以来三年半ぶりに霜野おつかい先生をレビュー。

結局三巻は出ないのかしら? 夏コミ編見たかったのに……

 

表紙、『魔法学園<エステリオ>の管理人 ~最強勇者だった俺の美少女コーチングライフ~』 みたいなおっぱいを強調するコルセットがいいわよね。

左腕で隠されてても大きさが分かるほどだもの!

 

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ヒロインの天音がもうね、可愛いのよっ!

赤髪ツインテールで、ツンデレで、おっぱい大きくて、チョロインで……萌え要素でいっぱいなの!

 

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このシーンなんて、思わず押し倒しておっぱいを揉みたくなっちゃうわ!

 

名門の生まれだけど、オタ知識もありそうで親近感持てるわね!

ポケモンを引き合いに出して反論する姿がコミカルだわ!

 

「ぐっ……く! なによこんな水、どうってこと…………なっ!?」

 とたんにその顔が驚愕に染まる。

 じっと見つめる手の中の剣からは、わずかな火花すら上がらなかった。

「なんで……!? なんで電気が出ないのよ!?」

(略)

「今しがたお前が踏んだ水たまりは、ただの水だ」

「み、水ぅ!?」

「知ってるか? 水も電気を通さないんだぞ」

「ばっ、バカを言わないで! ふつー逆でしょ!?」

 裏返った声で叫んだかと思えば、天音はまなじりをつり上げる。

「水は電気を通すんだから! ポケモンだって、電気は水に『こうかばつぐん』になるじゃない! でたらめぬかすんじゃないわよっ!」

 

上で挙げたように、序盤は「夜桜甘夢リスペクト」的な側面が強いかしら。

氷の能力に塩で対抗したり、雷の能力に避雷針で対抗したり。

 

「はあ!? さ、さっきから聞いてりゃお前……何様のつもりだよ!」

「単なるいち優等生様だが?」

 真面目くさって答えてやると、男子生徒はわかりやすく顔を歪めてみせた。

 その手をかざすと青い光があふれ――水晶のような短剣が現れる。

「部外者は黙ってろ! これは俺と彼女の問題だ!!」

「ほらこの通りの粗忽者ときた。しかし氷の能力か……」

 女子生徒を背中でかばって学斗は悠長に構える。

 氷の剣を前にして――。

「だったら対処は簡単だな」

「なっ!?」

 懐から取り出した白い粉を叩きつけた。

 するとたったそれだけで、男子生徒の剣は何倍もの大きさに膨れ上がった。

 急に増えた重量のためか彼はバランスを崩してたたらを踏む。そのまま地面に盛大にすっ転び、顔面から倒れたせいで「ぶぐゅっ」とおかしな悲鳴をあげて黙りこんでしまう。

 これで一件落着だ。女子生徒はただただ目をしばたたかせる。

「い、今のは、いったい……?」

「なに。塩をかけると氷の温度が下がることは有名だな」

「は、はあ……」

「その理論を利用し、剣の温度を下げ、空気中の水分をまとわりつかせ巨大化させたんだ!」

 

「ますます意味、わかん、ないしッ!!」

 天音がダンッ、と威嚇するように床を蹴りつける。

 その瞬間、体から火花がはじけ、何十ものボールサイズの雷の玉がうかびあがった。

「これだけあればっ、防ぎきれないでしょ! 雷弾!!」

 剣をまた力任せに振るうと、それらがいっせいに放たれる。

 立てる爆音は、さながら蜂の大群が奏でるような不気味なものだ。やはり今度もその大部分が狙いを逸れてしまうのだが、それでも十といくつかはしっかり敵へと襲いかかった。

「ふむ。たしかにその数はすこし面倒だな」

 だが学斗は動じずに、その場でカバンをごそごそと漁り始める。

 やがて中から取り出したそれを、遠く離れた場所に放り投げた。

「はああああああああ!?」

 突然、天音の声が裏返る。

 なにしろ放った雷弾の群れが、一斉に進路を変え、不自然なカーブを描いたのだ。

 それらはまっすぐ学斗の投げたもの――床に張り付き高く伸びた金属棒へと着弾し、まばゆい火花をあげる。しかしそれも一瞬のことだった。あとに残るのは白い湯気だけである。

「ふっ、こんなこともあろうかと、携帯用の避雷針を急ごしらえで作っておいたんだ」

 

じゃあタイトルオチの一発ネタ作品かっていうとそんなことはなくて、強力な異能を持ちながらも名家の落ちこぼれな天音と、勉強はできるけど最底辺の異能しか持たない学斗が互いを補い合って頂点を目指す、『落第騎士の英雄譚』を髣髴とさせる王道ストーリーに仕上がってるわ。

 

「あんたにっ……私の何がわかるっていうのよ!」

(略)

「お前の心情など知るものか。あいにく、そういった他人の心の機微にはとんと疎くてな」

「だったら知ったような口を――!」

「だが、挫折の味なら嫌というほど知っている」

 天音の台詞を遮って、学斗はきっぱりと告げる。

「俺の異能レベルは1だ。どうだ。覚者として、これほど見事な挫折があると思うか?」

「っ……」

「このおかげで、どこの覚者養成機関からも門前払いだ。叔父上の力を借りてこの学校に入学したはいいが、レベル1ということで実技訓練などは強制見学。おまけにこの体力のなさときた。このとおり、俺は何度も挫折を味わった。だが、それでも俺は夢を諦めない」

 黙りこんだ天音に、学斗はまっすぐ目を向ける。

「お前もかつては夢を見たんだろう。最強ってやつを。そうじゃないのか」

「……昔はね」

 天音は観念したように吐息をこぼし、学斗から手を放す。

「私だって、戒森家の人間として……いいえ、そんなの関係なく。強い人たちをいっぱい見てきたからこそ、誰よりも強い、ヒーローになりたかったわ」

「だったらその夢を、俺ともう一度だけ見てみようじゃないか」

 学斗は、まっすぐ右手を差し出した。

 

力は弱くとも、何度挫折しようが決して諦めない学斗。

GA文庫の主人公たるに相応しい人物だわ。

 

改善点としては、iの存在意義があまり感じられなかったこと、最終戦があっさりしすぎたこと、モノクロイラストが手抜きっぽいことね。

二巻でパワーアップしてることを願ってるわ。

 

なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか? (GA文庫)

なぜ、勉強オタクが異能戦でもトップを独走できるのか? (GA文庫)

 

 

庄司ラジオでまたまたあたしのメールが読まれたわよ!

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24:06からよ!