とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

サラリーマンは脆く、クリエイターは反脆い。だから人は専業作家を目指す。

超久しぶりに復活。

あたしが記事を投稿しないでいる間――下書きは三月にある程度完成させてたけど――に、二人のプロ作家が専業になる宣言(一人は匂わせだけど)をしたみたいね。

 

 

 

馬路まんじ先生は『底辺領主』や『貧乏令嬢』のコミカライズが好調っぽいから専業になってもそれなりの収入は確保できそうな気はするけど、ネコクロ先生はYouTube漫画のシナリオを担当したり『お隣遊び』の続刊が確定しているとは言えコミカライズ作品ゼロだから、正直大丈夫なのかしら……って懸念はある。

 

Twitterや『ボチオタ』を見た感じだとネコクロ先生って結構ITに詳しそうで、おそらく本業では少なく見積もっても四〇〇万~五〇〇万円くらい稼いでるだろうから、専業になるのは相当リスクが高いかもね。

「応援してます!」みたいに肯定的なリプばかりだけど、その裏で「何も安定したサラリーマン生活を捨てて不安定な専業作家にならなくったって……」と思ってるファンだって多分いるんじゃない?

 

実際、専業作家になっても成功するとは限らず、例えば『銀色のスナイパー』でデビューした名もなき多肉先生は専業作家になったことを後悔してるわ。

 

 前職は本当に恵まれていた。

 給料は少ないが、その分人と関わらなくて済み、自由な時間が多かった。空いた時間は本を読んでいても、書いていても良かった。小説を書くことと読むことが唯一の趣味だった自分に、こんなにぴったりな職場はない。

 他の職場では、勤務中に読書なんかしていたら怒られてしまうだろう。職場のパソコンで小説なんか書いているのが見つかったら、下手したら懲戒免職になってしまうかもしれない。

 やめなければよかったと心の底から後悔している。おそらく兼業でも締め切りに間に合ったし、執筆の妨げにはならなかっただろう。

◆第4回ネット小説大賞を受賞した、ある書籍化作家のエッセイ◆

 

サラリーマンは例え成果を出せてなくても一定の給料が貰えるし、雇用保険や住宅手当といった様々な福利厚生だってある。

専業作家(というか専業クリエイター)になるとはそうした安定を捨てる茨の道なわけだけれど、あたしには馬路まんじ先生やネコクロ先生が専業になりたがる気持ちも理解できるのよね。

 

というのも、サラリーマンは安定しているが故に脆く、クリエイターは不安定であるが故に反脆いから。

逆説的かもしれないけど、「安定しているのに脆い」んじゃなくて「安定しているから脆い」ってわけ。

 

「反脆い」というのはナシーム・ニコラス・タレブが『反脆弱性』で提唱した概念よ。

 

 衝撃を利益に変えるものがある。そういうものは、変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・繁栄する。そして冒険、リスク、不確実性を愛する。こういう現象はちまたにあふれているというのに、「脆い」のちょうど逆に当たる単語はない。本書ではそれを「反脆い」または「反脆弱性」(antifragile) と形容しよう。

 

確かに、サラリーマンなら決められた時間出社していれば(会社の業績や上司からの評価で多少変動こそすれど)毎月一定の給料を受け取れる。

だけどこれは裏を返せば、時間や金銭や場所といった労働環境に関して融通が利かない(=環境を向上させたくても難しい・リスクが高い)ということでもあるわ。

「自分の仕事が早く終わったから帰りたい」と思っても早退すれば給料や査定に響くだろうし、「年収が低いから上げてほしい」と思っても大して上がらないだろうし、「満員電車が嫌だから11時出社にしたい」と思ってもその願いは叶わないだろうし。

 

それどころか、「業績が悪いので給料をカットします」「人員が減ったので残業してください」と言われれば従わざるを得ず、給与水準を維持するために給与水準以外の要素がどんどん犠牲になっていっちゃうわ。

 

変化があるからこそ、職人的な仕事には「反脆弱性」がある。小さな変化が起きるたびに、環境から教訓を学び取り、順応すべし、というプレッシャーを受けるのである。

その結果、絶えず適応と変化を繰り返すことになり、結果として「反脆弱性」を手に入れる。

 

つまり、安定した大企業に勤めるサラリーマンの多くは「脆弱(ぜいじゃく)」である。彼らは「予想し得ぬ不幸」に非常に弱い上に、「予想し得ぬ幸運」を利用することもできない。

だから、40、50代になり、突然会社が「リストラします」と宣言したときに、為す術もなくなってしまうのである。

大企業に勤めるサラリーマンは「弱者」ではないが、多くは「脆弱(ぜいじゃく)」だ。 | Books&Apps

 

何よりサラリーマン最大の脆さは、サラリーマンでなくなった瞬間に「何者でもない、ただ孤独なだけの人間」に高確率でなってしまうこと。

例え誰もが名前を知る有名な企業で働いていたとしても、それは例外じゃない。

 

 キャリア支援、人材育成を仕事にしたいと考えて起業した私は、当初、リクルート在籍時に得た人脈がビジネスのきっかけになるのではないかと考えていました。そのため、これまで名刺交換した人たちの中からこの人はという人をピックアップし、700通ほどのあいさつ状を送りました。そのうち1割くらいからは、すぐに仕事の依頼とまではいかなくても、何かしらの反響はあるだろうと見込んでいたのです。

 

 サラリーマン時代には縁のなかった税理士さんや司法書士さんを探して依頼し、会社を設立。自分なりに事業計画を立てて、その計画が絵にかいた餅にならないためには、まずは顧客や仕事の獲得です。この700通はその大きな一歩につながるはずでした。

 

 ——ゼロ。しかし、私の甘い見通しは見事に裏切られました。反響は「ゼロ」だったのです。

「挨拶状700通に返事ゼロ」退職者が味わう絶望 名刺人脈はまったくアテにならない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

クリエイターは確かに不安定かもしれないけど、不安定だということはそれだけ「変化に強い」ということでもあるわ。

 

仕事が早く終われば遊んでいい。

金額に不満があれば交渉すればいい。

夜型なら午前中はゆっくりしてたっていい。

 

そして、緩いものではあるかもしれないけれど、TwitterYouTubeで同業者やファンと長く繋がっていられる。孤独から解放される。

孤独が健康に及ぼす影響は想像以上よ。

 

 アメリカ・ブリガムヤング大学の研究によると、「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下する」といいます。この死亡リスクは、1日15本の喫煙に匹敵。

 また、過度の飲酒(アルコール依存症)の2倍、運動不足と肥満の3倍も健康に悪いといえます。

 孤独を感じる人は、正常な人と比べて死亡率が1.3~2.8倍、心疾患が1.3倍、アルツハイマー病のリスクが2.1倍、認知機能の衰えが1.2倍高まります。また、うつ病は2.7倍、自殺念慮が3.9倍と、メンタルに対しても甚大な悪影響を及ぼすのです。

日本人がやりがちな「寿命を縮める」3大悪習慣 | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース 

 

専業作家になるなんて馬鹿げている――

そうした見方を、そろそろ疑ってみるべきなんじゃないかしら?

 

 

 

 

好きラノ2021下期に投票するわよ!

新年最初の記事は好きラノの投票よ!

 

【21下ラノベ投票/9784049140347】

サキュバスとニート ~やらないふたり~ (電撃文庫)

 

【21下ラノベ投票/9784046806994】

また殺されてしまったのですね、探偵様【電子特典付き】 (MF文庫J)

 

【21下ラノベ投票/9784040743295】

かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる ねえ先輩、仕事も恋も教育してもらっていいですか? (富士見ファンタジア文庫)

 

【21下ラノベ投票/9784040742502】

英国カノジョは“らぶゆー”じゃなくてスキと言いたい (富士見ファンタジア文庫)

 

【21下ラノベ投票/9784040743592】

俺の気も知らないで憧れの先輩が恋愛相談してくる (富士見ファンタジア文庫)

 

【21下ラノベ投票/9784040742939】

じつは義妹でした。 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (富士見ファンタジア文庫)

 

【21下ラノベ投票/9784040741550】

理想の聖女? 残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~ (カドカワBOOKS)

 

【21下ラノベ投票/9784803015409】

大相撲令嬢~聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたい はぁどすこいどすこい~ 1 (アース・スターノベル)

 

【21下ラノベ投票/9784758023191】

私の推しは悪役令嬢。-Revolution-(1) (一迅社ノベルス)

 

【21下ラノベ投票/9784041119754】

双子転生 厨二な姉が創った異世界で、オレはまさかの死亡エンド!? (角川ビーンズ文庫)

 

一〇作中四作がファンタジア文庫

ちょっと前までファンタジア文庫と言えば打ち切りの代名詞的なレーベルだったけど、最近ではPVや作品アカウント作って積極的に宣伝するようになったわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【#このラノ2022】このラノ2022に投票したわよ!

(↓去年の)

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

今年は五作品投票必須だからアンケート参加者数が一〇〇〇〇人から六五〇〇人へとかなり減ったけど、それでもコメント採用率の低さは相変わらずね。

去年同様、作品以外はコメント書いてもどうせ採用されないだろうから、女性キャラクター部門の一位を除いてカットよ。

 

作品・シリーズ

第5位:理想の聖女?残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~

理想の聖女? 残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~ (カドカワBOOKS)

 

心に飼ってる男子高校生が「TS転生したいヒロインナンバーワン!」って叫んでる!

 

第4位:俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ

俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫)

 

「推し」もカワイイんだけど、「コイツ」も同じくらいカワイイ!

 

第3位:転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件

転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 (角川スニーカー文庫)

 

「男友達のような女友達」がいる学校生活に魅力を感じたわ!

 

第2位:聖女様は残業手当をご所望です ~王子はいらん、金をくれ~

聖女様は残業手当をご所望です ~王子はいらん、金をくれ~

 

男勝りな性格の美少女が好き! 「聖女だけど本性は守銭奴」ってココのギャップがたまらないわ! お転婆美少女萌え!

 

第1位:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)

 

おっぱい揉みたい美少女いっぱい!

 

女性キャラクター

第3位:二階堂春希(転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件)

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第2位:エルリーゼ(理想の聖女?残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~)

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第1位:アリサ・ミハイロヴナ・九条(時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん)

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靴下を履かせてくれるなんて最高のご褒美だわ! アーリャとソックスしたい!

 

男性キャラクター

第3位:追月朔也(また殺されてしまったのですね、探偵様) 

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第2位:ブルー・ゲイセント(剣と魔法の税金対策)

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第1位:ケイル(聖剣士さまの魔剣ちゃん)

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イラストレータ

第3位:塩かずのこ先生

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた (富士見ファンタジア文庫)

 

今日から彼女ですけど、なにか? 1.一緒にいるのは義務なんです。 (オーバーラップ文庫)

 

第2位:シソ先生

転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件3 (角川スニーカー文庫)

 

美少女と距離を置く方法 2.ぼっちとクールと恋敵、キスとヤキモチと修学旅行 (オーバーラップ文庫)

 

 

第1位:ももこ先生

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん2 (角川スニーカー文庫)

 

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3 (角川スニーカー文庫)

 

アーリャは総合六位で惜しかったわね……

五位以内に入ってたら、あたしのコメントも採用されてたかしら?

 

 

 

秋月月日先生の新作ラブコメを読んだら、最初の四段落でギブアップしかけた。

『アリス・イン・ゾンビーランド』のレビューを書かなければいけないのに筆が全く進まないでいたところ、「読後感をどうしても書き残さなければ」という衝動に駆られる作品に出会ったわ。

秋月月日先生がカクヨムに投稿した新作ラブコメ『機械音痴な幼馴染が我が家でリモート授業を受けているのは、ここだけの秘密。』よ。

 

 

kakuyomu.jp

 

と言ってもレビューに値するほど面白かったのではなく、それとは逆であまりにも酷過ぎてどこかに酷評を書きたくなったから。

カクヨムだと削除されそうだからブログにしたわ。

WEB含め、2021年に読んだ中で最も読んでいて苦痛を感じた作品ね。

 

一体どこにそれほどの問題があるかというと、とにかく情報の出し方が下手。

大きく分けると、「読者に人物を把握させるのが下手」「読者の期待に応えるのが下手」の二つに分けられるわ。

 

 

読者に人物を把握させるのが下手

記事タイトルにもしたけど、冒頭四段落が究極に読みにくい。

 

 昼休み。

 今日も、文月重音は教室の隅で一人、本を読んでいる。

 

「…………」

 

 廊下側の席でお弁当を食べながら送っている私の視線に、彼は気付く素振りすら見せない。教科書で顔を隠しながら盗み見しているし、気づかれないのもしょうがないと思うけど……正直、すごく寂しい。

 

どう? 読んでみて引っかかった読者もあたし以外にいるんじゃないかしら?

それは、流し読みしただけだとこの「文月重音」が果たして男(=主人公)なのか女(=ヒロイン)なのかが非常に分かりにくく、しかもその原因が一つではなく三つもあるということ。

 

あらすじと本文の捻れ

始めは「最初の二行が三人称視点で、その後は主人公である重音の一人称視点で描写されてる」と解釈したんだけど、一人称と三人称の混在はラノベでよくある手法とは言え二行だけってのは変だし、そうだと仮定すると男子の一人称なのに「私」になってるのは変だし…と混乱してもう一度あらすじを読んでみると「ずっと疎遠だった幼馴染にして、極度の機械音痴でもある常坂枝折」とあったから、ここで重音が主人公なのだと判断できる。

「あらすじは重音視点(でも名前は出てこない)→最初に登場するのも重音→でもその後からは枝折視点」という、何とも捻れた構成。誰得なの?

 

幼馴染とは思えない、枝折の重音に対する呼称

分かりにくさに拍車をかけているのが枝折の重音に対する呼称。

幼馴染なら「重音」って下の名前で呼ぶのが普通(事実、後半はそうなってる)なのに、「文月重音」ってフルネームで呼んだり「彼」って代名詞で呼んだりしてるせいで、最初の二段落が枝折の一人称であると把握するのが困難。

ケンカップルだと主人公をフルネーム呼びするヒロインはいるけど、重音と枝折はそういう関係じゃないだろうし。

(そうだとしても、今度は「彼」呼びがおかしくなる)

 

苗字を下の名前に使うせいで男女が判別困難

ところでさっきからずっと「重音」や「枝折」と打ってるわけだけど、あんた達は「重音」から男っぽさを、「枝折」から女っぽさを感じたかしら?

多分感じなかったんじゃない?

両方の問いに「NO」と答えたくなるのも無理はない話で、例えば「重音」だったら男女どちらの名前としてもありうるのよね。

 

mnamae.jp

 

しかも「重音 名前」で検索すると「重音(えね)という女の子の名前」のようなページが出てくるといった具合に、女の子的なイメージが強い。

実際「重音 名前」で画像検索するとあの重音テトが出てくるわけで、ますます「重音=女子」説を補強してしまう。

 

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そもそも根本的に問題なのが、「重音」も「枝折」も苗字に使われる(しかも「重音」は三次元の人物に使われてないっぽい)のであって、下の名前に使っているせいで男女の判別が困難になっていること。

登場人物の名前が「佐藤田中」とか「鈴木加藤」になってるようなもので、ミステリーの叙述トリックを味わってるかのような気分だわ。

 

読者の期待に応えるのが下手

本作もう一つの欠点がこれ。

タイトルの要素が最初の二話でどれだけ出てるかというと……

 

  • 機械音痴→出てない
  • 幼馴染→出た
  • 我が家→出てない
  • リモート→出てない(プロローグでは)

 

プロローグいらなくない?

 

まとまった形で読める書籍版ならともかくとして、毎話のヒキが命なWEBでわざわざ引っ張る必要が感じられない。

読者はタイトルやあらすじを見て「こんな話なのか、じゃあ読もう」となってるわけで、これは読者に対する裏切りじゃない?

最初の二話で鬼の出てこない鬼滅の刃があるかしら? ないでしょ。

 

週間ランキング一位の『デブでいじめられっ子の俺、美人女優とお近づきになるために痩せて俳優目指します。〜ところで美少女アイドルや売れっ子女優と仲良くなれたんですが、距離が近すぎませんか?』は「デブ」も「いじめられっ子」も「美人女優とお近づきになるために痩せて俳優目指します」も一話目で全部描かれてる。

 

kakuyomu.jp

 

以上、プロ作家が書いたとは思えない駄作だったわ。

小中学生のほうがまだ面白い作品書けるんじゃない?

 

どうして「女子っぽい名前だけど、実は男子にもよくある名前なのか」みたいなことを一々調べながら読まないといけないのか。

学術書じゃあるまいし、もっとスラスラ読めるように作ってくれないかしら。

あと、プロ作家なら「この記述で読者の脳内にどんなイメージが形成されるのか」「このタイトルとあらすじで読者はどんな内容を望んでいるのか」はちゃんと意識してほしいわ。

【#このラノ2022】今年も協力者に選ばれたわよ!

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メロンパンにはメロンが入って当然ね!

あたしのことを知らない新規協力者も大勢いるだろうから自己紹介しておくわ!

 

あたしはラノベの王女様

公務に励む傍ら、プロ作家デビュー目指して修行に邁進するスーパーエリート美少女よ!

ラノベのキャラが時々自作品をレビューしに来てくれる」という、他では見られない唯一無二のブログを運営してるわ!

 

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好きラノ2021上期に投票するわよ!

いつも通り、ヤりたくなるヒロインが出てくる新作をピックアップしてみたわ!

明日は連休最後、どのヒロインでシコるか思いっきり悩んでもいいんじゃないかしら?

 

 【21上ラノベ投票/9784049135404】

先輩、わたしと勝負しましょう。ときめいたら負けです! イヤし系幼女後輩VS武人系先輩 (電撃文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784049136883】

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います (電撃文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784040739618】

母親がエロラノベ大賞受賞して人生詰んだ せめて息子のラブコメにまざらないでください (富士見ファンタジア文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784040741116】

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた (富士見ファンタジア文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784041109496】

『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。 (角川スニーカー文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784041111185】

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784041110454】

転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 (角川スニーカー文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784815609283】

俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784094518825】

剣と魔法の税金対策 (ガガガ文庫)

 

【21上ラノベ投票/9784094530032】

パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。 (ガガガ文庫)

 

せわたはあたしのブログで玄鉄とクオンがレビューしてる、注目の作品よ!

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【#ラノベ定義論スペース】ラノベ定義論に蔓延するリベラル信仰とポリティカル・コレクトネス【参加者必読】

今夜九時、Twitterラノベ読みが激論を交わす……との噂。

 

 

ラノベの定義を大々的に議論する初めての場だからか、あるいは平和(ストレートエッジ所属)や岡田勘一(このラノ編集)といった有名編集者が名を連ねているからか、それとも「そもそも存在しているのか?」と実在の疑われていたmizunotoriがスピーカーとして参加するからか、いずれにせよこれまでにない盛り上がりを見せてるわ。

まあ、あたしはTwitterアカウント持ってないから参加できないんだけど。

 

  

 

もっとも、スペースを覗くまでもなくどういう結論に達するかは見当が付く。

何が起ころうと「屍山血河の死合舞台」とはならないだろうし、「ころしあえー」と煽ったところで「ラノベと非ラノベの境界線は曖昧だよね」「やっぱりラノベかどうかはレーベル(あるいはパッケージ)で定義するべきだよね」「うんうん、ラノベ特有の内容なんて存在しないよね」となるでしょうね。スペースが始まる前から結論は既に決まってるんじゃないかしら。 

なぜならラノベ界隈(だけじゃないけど)には「リベラル信仰」というイデオロギーが蔓延しており、「ラノベと非ラノベでは内容に違いがあるかもしれない」というのは、たとえそれを示唆するだけだとしても重大なタブーとなるのだから。 

 

リベラル信仰とは山口真由の言葉を借りれば「全ての人間は平等である」という信仰のことなのだけれど、これだけでは誤解を招くかもしれないわね。

ここで言う平等とは「法の下の平等」のような制度の話ではなく、「人間に生まれつきの違いは存在しない」という能力的な意味よ。

 

  人の間の平等という「リベラル信仰」は、人の間の生来的な違いを宗教的なタブーにまで格上げした。人には生まれながらの差があるという研究結果は発表しにくくなった。確かに、生まれつきの違いなどないのかもしれない。そうであったとしても、生物学的、遺伝的、環境的なあらゆる可能性をオープンに研究し、闊達に議論し、そして人間には差がないという結論にたどりつくという過程を無視してはならない。「臭い物には蓋を」という理念で、なんとなくそこにあるかもしれない違いには目をつぶってやりすごす体質――「リベラル信仰」によって生まれたこの空気は、アカデミズムから自由な論争と難問の突破口を奪ってしまったのではないか。

(山口真由『リベラルという病』)

 

自由な論争が奪われているのはラノベ界隈も同様よ。

ラノベ定義論において主流となっている二つの立場であるレーベル説(ラノベかどうかは出版レーベルで決まる)とパッケージ説(ラノベかどうかはイラストの有無などパッケージで決まる)だけど、よく考えてみればどちらも根本的な矛盾を抱えているわ。

例えば賞に投稿する場合、ラノベ(とされているレーベル)と一般文芸(とされているレーベル)の賞で作風は同じなのかしら? そんな馬鹿な話がある?

つまり、ラノベかどうかは内容で決まると考えるのが妥当なわけ。

 

けれどどちらの説も現実の出来事を説明できていないというのに、あたし以外のラノベ読みに批判されることはほとんど(と譲歩したけど、他のラノベ読みがレーベル説やパッケージ説を批判してるのは見たことない)ないと言っても過言ではない状況。

なぜ根拠薄弱なこれらの説が批判を受けずに生き残っているかというと、リベラル信仰を正当化する上で非常に相性がいいからね。

 

 

もしラノベと非ラノベが内容で分類できると認めてしまえば「内容が違うのなら、読者層も違うのではないか?」という問いを否定するのが難しくなる。

読者層が違うのであればラノベ読者には陰キャが多いのでは?」といった「差別的なステレオタイプ」や「異世界ものが売れるのは現実がつらいからでは?」といった「雑な社会反映論」を一概に切り捨てるわけにいかなくなるわ。

そうした「政治的に正しくない問い」を封殺するためにでっちあげられたイデオロギーの産物に過ぎない。

 

この下らないイデオロギーによってこれまで何度うんざりさせられてきたことか。

今はマシになったけれど、数年前は「ラノベには一人称が多い」「ラノベには異世界が多い」と最近のラノベに何らかの傾向を主張しようものならmizunotori(定義論スペース企画立案者であり、「定義ならば変化しないはずです」という馬鹿げた理屈を持ち出した)とラノベ天狗(自分は一切データを出さず「雑語り」とツイートして終了)に毎回批判されてたのよね。

 

 

 

他にツイートを見て思ったこと。

 

 

 

これだけなら賛成するのだけど、いちせはライトノベルの定義で「きっちりくっきり線を引こうと思ったら、最近定番になりつつある『ライトノベルレーベルから出てるのがライトノベルです』って定義が、ベスト?」と、菊地もhttps://twitter.com/snowillusion/status/1305736672819073024で「『ライトノベルレーベルで出ていること』は『十分条件』と同義である」と内容の違いに言及しようとしない時点で、あたしからすればどちらも思考停止であり同じ穴の狢よ。

 

リイエルは内容に言及してていいんじゃないかしら。

スペースでレーベル説やパッケージ説を批判してくれるのかは知らないけど。

 

 

久しぶりの記事がラノベレビューじゃなくて毒舌満載のラノベ読み批判になっちゃったけど、こうでもしないと何も変わらないしね。 

さて、タブーを恐れず議論できる参加者は果たして存在するのかしら?