ダンジョンなんて行きたくないのに!
「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたムコーダ。
従魔のフェルやスイとのんびり旅する中、お供え狙いの新たな女神たちからまた加護を授かったり、ピクシードラゴンのドラちゃんがやっぱり料理目当てで従魔になったりと、ムコーダ一行はますます強力になっていく。
そんなとんでも状態になっても相変わらずヘタレなムコーダだが、フェルたちに押し切られる形でとうとうダンジョン都市ドランに到着。しぶしぶダンジョンに挑むことに。
残念なギルドマスターに絡まれたり、強烈な男神たちにお酒を強請られたり、奮発して大型コンロを購入したりしながら、ムコーダはダンジョン攻略に向けて入念な準備(料理の作り置き)を重ねる。
そしていよいよ、準備万端でダンジョンに挑むムコーダ一行。
果たしてダンジョンはこの規格外な連中を相手にどこまで善戦できるのか……!?
「小説家になろう」2億5千万PV超のとんでも異世界冒険譚、あれよあれよと第3巻!
二巻のレビュー最後で三巻をレビューするかどうか迷ってたけど、多分あたし以外のブロガーは『とんスキ』をレビューする気が皆無なのよね。
そんなわけで、原作とあたしの気力が続く限り『とんスキ』をレビューし続けることにしたわ。あんたたちもそれを望んでたでしょ?
三巻になっても中身は相変わらずだけど、今回は一味違うわよ。
なんと、原作一四ニ話と一四七話が収録されてるの!
三五〇話以上を通してたった三回しか出現しない「ドッゴーン」が全部出てくるのよ!
それだけじゃないわよ!
まとめサイトで『とんスキ』を語る際に必ずと言っていいほど引用されるヴァースキ戦、マンティコア戦、白ゴマパラパラも入ってるの!
フェル、ドラちゃん、スイがヴァースキの前に躍り出た。
みんなを見たヴァースキがシューッ、シューッ、シューッっと毒霧をまき散らす。
だけど加護があり状態異常無効化のあるみんなは気にもせず次々と攻撃を加えていった。
ドッゴーンッ、バリバリバリバリィィィッ―――。
フェルの雷魔法が炸裂。
ドシュッ、ドシュッ、ドシュッ―――。
火魔法をまとったドラちゃんが、ヴァースキのとぐろを巻いた胴体に風穴を開けていく。
ビュッ、ビュッ、ビュッ―――。
スイの酸弾がヴァースキに命中しジュワジュワとその体を溶かしていく。
「ギュォォォォォォッ」
ドッシーン。
………………oh。
ボロボロになって絶命したヴァースキがみんなの前に横たわってた。
戦闘時間1分もかからなかった。
というか、一方的過ぎて戦闘と言っていいもんなのかもわからんわ。
毒霧まき散らしただけで、あとは何にもやらせてもらえないままフルボッコ。ヴァースキ、ごめん。
気合い十分、フェルとドラちゃんとスイはマンティコアに向かっていった。
ビュッ、ビュッ、ビュッ―――。
スイの酸弾が放たれたが、マンティコアはそれをヒョイっと避けた。
ドシュッ―――。
マンティコアの横っ腹に風穴が開いた。ドラちゃんが突っ込んでいったようだ。
マンティコアよ、お前の相手は1人じゃないんだぞ。
「グゲェェェェェッ」
マンティコアが天を向いて叫び声をあげる。
ザシュッ―――。
フェルの右前足から追撃の爪斬撃 が繰り出された。
うっ…………。
マンティコアは細切れになって絶命した。俺が言うのも何だけど、君たち容赦ないね。
まずはブラッディホーンブルの肉を薄切りにして一口大に切ったら、焼肉のタレを少しかけて揉み込んでおく。
ニンニクの芽は4センチくらいの長さに切っておく。
熱したフライパンに油をひいて、ブラッディホーンブルの肉をサッと炒めていく。
肉の色が変わったら、ニンニクの芽を投入してさらに炒めていく。
ニンニクの芽が少ししんなりしてきたら、焼肉のタレを回しかけてタレを絡めながらサッと炒めたら出来上がりだ。
フェルとスイとドラちゃんの分は深めの皿に飯を盛ってその上にスタミナ炒めをたっぷり乗せる。
その上に白ゴマをパラパラと振りかけて完成だ。
「できたぞー」
みんなの前に皿を並べると、ガツガツ食っている。
『このタレが肉に絡んで美味いな。いくらでも食えそうだぞ』
フェル、いくらでも食えそうってほどほどにしてくれよ。
『かーっ、この甘辛いタレがたまらんな』
ドラちゃん、分かってるね。
焼き肉のタレって美味いんだよねぇ。
『このタレとお肉がすっごく合うねー。いっぱい食べられちゃうよー』
そうかそうか、スイも焼き肉のタレの美味さ分かってくれるか。
『『『おかわり』』』
二巻は擬音の少なさに失望したけど、とんスラーなら三巻は買っていいかもね。
一ニ〇〇円払えば三〇〇円分は楽しめるかも。
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