とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ!

『とんスキ』や『マサツグ様』のレビューに対して「趣味の悪い」という狭量な視点しか持てないクズの……じゃなくてmizunotori

雑語りを忌避するあまり「ラノベ特有の傾向は存在しない」という狂ったイデオロギーの拡散に躍起になるmizunotoriが、相変わらず変なことをツイートしてるわ。

 

subnacchi.hatenablog.com

 

 

「ひどい」というのはおそらくストーリーや文章を差してて、上のブログでは

 

  1. 椅子とテーブルのない世界
  2. 肉の両面焼き
  3. ゾット帝国
  4. とんスキ
  5. マサツグ様

 

の五作品が挙げられてるわ。

要するに、大した時代考証をしなくてもお手軽に書けるストーリーや、擬音を多用した戦闘描写が、なろう系を受け付けない人間に批判されてるってだけなのよね。

 

別にラノベの評価軸は重厚かどうかだけじゃない(だから「ライト」ノベルじゃないの?)んだから「これらの作品には稚拙な側面もあるが、一方で従来の作品にはなかった魅力も持ち合わせている」と擁護だってできるはずなんだけど、不思議なことにmizunotoriは「褒め殺し」「趣味の悪い」と否定的な見方ばかりして、「雑語りする人が出てきそう」というどうでもいい心配まで。

 

確かに非書籍化作品は褒め殺しの割合が多いかもしれないけど、書籍化してる『とんスキ』『マサツグ様』は評価してる部分もあるわ。例えば『とんスキ』。

 

ただ1点だけ補足しておきたいのですが、文章はアレですけれども着想はかなり面白いです

 

異世界に召喚された主人公の固有スキルが「ネットスーパー」で、ネットで購入した現実世界の調味料を使ってファンタジー世界のモンスターを料理していくという話の流れなのですが、「次はどんなモンスターがどんな調理をされるんだろう?」とわくわくしてしまいます。異世界でありながらも生活感がにじみ出る独特のテイストは他では得られないでしょう

 

読書メーターにも、ネットスーパーに言及してるレビューがあるわ。

mizunotoriはこれらも「褒め殺し」「趣味の悪い」とでもケチを付けるのかしら?

 

bookmeter.com

 

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「褒め殺し」の中にはなかったけど、もう一つの魅力としては「スイがかわいい」ってのもあるわね。一巻のレビューで触れたわ。

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

ラノベは「キャラクター小説」とも呼ばれてる(古い?)んだから、「キャラがかわいい」ってのだって立派な評価点じゃない?

これも読書メーターに似たようなレビューがあるわ。

 

bookmeter.com

 

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仮にもなろう累計九位、今年四月にはドラマCD付き限定版が発売されるほどの人気作で、しかもmizunotoriはこのラノ協力者でラノベ界では権威ある立場なんだから「独特の戦闘描写がウリ」「キャラに愛着が湧きやすい」「ネットスーパーという独自の着想」みたいなコメントぐらい、例えmizunotori自身が『とんスキ』をつまらないと思っていようができるわけで。

mizunotoriの中では「長所の発見」よりも「いかにして雑語りに正当性を与えないか」が優先事項なんでしょうね。バカなの?

 

『マサツグ様』のレビューは完全にあたしと意見が一致。 

 

もちろん僕も購入しましたが、この書籍版には重大な欠点があります

 

それはミヤモトの存在がまるごと無かったことになっていることです

 

他にも全体的に描写がマイルドにされています。おそらく書籍化の際に偉い人が「さすがにこれを商業出版物として世の中にリリースするのはマズすぎるだろ…」という判断をしたんだと思います

 

確かに読者に致死性のショックを与える劇物のような小説ですが、我々マサツグ様ファンからすると戦時中の軍の検閲なみに非道な行為です。しょうがなく枕を濡らしてweb版を読み返すしかありません

 

ranobeprincess.hatenablog.com

 

別にこれだって「褒め殺し」でも「趣味の悪い」発言でもなくて、Amazonでも同じ理由で低評価付けてるレビュアーがいるし。

 

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尖った作風で話題になったのにそこをマイルドにしたら魅力が損なわれるのは当たり前で、 あとは主人公マンセーな雰囲気を受け入れられるかどうかの価値観の問題でしかないわ。

WEB版からのパワーアップを期待してた購入者だったら、大体書籍版に対してあたしと同じような思いを抱いてるはずよ。

 

結局、mizunotoriは「小説の良し悪しは文章の重厚さが全て」という旧来の尺度から抜け出せてないだけなのよね。

「文章が稚拙な作品に価値はない」と思ってる点で、ラノベアンチと同じ穴の狢。

イデアとかキャラクターとかの面を評価できない、そもそも評価しようと言う視点さえ持たないから、

 

  1. 小説の良し悪しは文章の重厚さが全て
  2. なろう系の文章はお世辞にも重厚とは言えない傾向がある
  3. けれど、それを認めるとなろう系に批判的な雑語りに正当性を与えてしまう
  4. だからなろう系をレビューするのはやめよう!

 

ってなるしかないのよね。

 

別に稚拙さを認めても価値が損なわれない作品だってあるのに。 

 

雑語りに利用される?

使わせとけばいいじゃん。

 

むしろ雑語りをさせないために作品の稚拙な側面を認めず、その結果魅力的な側面にも言及できない腐ったイデオロギーの方が大問題じゃない?

 

それが理解できないならラノベ界の害悪だから、mizunotoriはとっとと協力者引退してラノベ界から退場しなさい。

 

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